PiPi's World 投稿小説

闘技場に呼ばれた少年達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 3
 5
の最後へ

闘技場に呼ばれた少年達 5

「ここでなにしてるの?」
真っ白い服を着ているお姉さんにあった。
「ちょっと、散歩を。」
「ここは奥に行けば行くほど迷路みたいに複雑だから迷子になるわよ。部屋に戻りましょう。」
「お姉さんの名前は?」
「私はユイよ。」
彼女は何かの研究者みたいだ。もしかしたら牛の仮面をつけた男達は何らかの実験台なのかもしれない。
あの被り物をすると魔物のように力が強くなるとか…そんなことを考えたが彼女に聞く気にはなれなかった。秘密を知りすぎていると思われかねないからだ。
闘技場みたいな場所に集められた理由がわかった気がした。ミノタウロスのように強くなれる被り物を使う実験なんてこんな所じゃないと出来ないだろう。
もし自分がそのミノタウロスの被り物をつけられたらどうなってしまうんだろうか…。
その日は案外早く来た。シェブデンが目を覚ますと異様な光景が広がっていた。
いつの間にか全裸で壁に貼り付けられていたのだ。左右には同じように縛られた少年がいる。
目の前にはいくつかミノタウロスのマスクが置かれている。色は様々だが、どれもリアルだ。
「あれが闘技場で戦ってた奴が着けてた奴か…」
シェブデンは少し冷静になってきていた。悪い状況だからこそ逆に頭が冷えたのだ。
「あれを被れば魔物のような力が出せるようになる、というわけか…」
「その通り。よくわかったね」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す