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アンデットな村人の僕
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アンデットな村人の僕 5

「そこ、ちょっと調べてみてもいいですか?」

僕がうなずくとアデルは体をずらして僕の股間に顔を近づける。
息がかかるとくすぐったい。
あ、そんなにさわったら。

「こっちの棒のほうは吸収してる感じはしません。すると下の袋のほうみたいですね」

「ちょっ、アデル、そんなにさわられたら」

「射精はしませんよ。今すぐ射精しないように魔法を施しましたから。でも、まだ勃起しているのは少し気になりますけど」

たまった魔力を股間から体の他の部分に解放するように誘導して、たしかに生命力が一部心臓へ血のめぐりとなって戻ったはずなのに、タケルくんの勃起がおさまりません。
どれだけの魔力がたまっているのでしょう?

おさまるはずないじゃないか。だって村で若くて美人のアデルが裸で僕のオチンチンをさわってるんだから。興奮しないほうがへんだ。

「アデル、もう家に帰っていいかな?」

僕は家のトイレでしこしこ自慰をしてぬいてしまいたかった。
それでぐっすり自分の部屋のベットで眠れば、これぐらいおさまると思った。

「だめです、また仮死状態になるかもしれないタケルさんから離れるわけにはいきません」

それにタケルくんが自慰をして魔法が発動して村ごと消し飛ぶほどの大爆発だってありえますから、とは言えません。
私だって、自慰ぐらいはします。
シスターだって恋や自慰はします。
結婚したり性交したりは戒律で禁じられていますけどね。


「タケルくん、私の呼吸に合わせて息を吸ったり吐いたりしてくださいね」
「う、うん、やってみるよ」

抱きついたアデルのやわらかい乳房に耳をあて鼓動を聞きながら、目を閉じて呼吸を合わせていく。
アデルによるとそうすることで、僕の生命力の流れが同調していくらしい。
むすかしいことはわからないけど。

アデルが歌うように何かお祈りのようなものを唱えると、僕はとても眠くなった。

翌日、僕が眠りこんでいるうちに教会の裏で石や薪などが僕と同じぐらいの重さになるように詰め込まれ、がっしりふたをされた柩が墓に埋葬された。

とりあえず僕は死んだことにして、アデルさんのお師匠様に知恵をかりるために二人で会いに行くことに決めた。

「村長さんに私が帰ってくるか、代理のシスターが派遣されてくるまでしばらく教会に誰もいないことを説明してきますから、待ってて下さいね」


いきなり生き返ったけど大爆発する危険があると村のみんなに話すわけにもいかない。

ただ生き返っただけなら、アデルなら説明して村のみんなを納得させることもできるかもしれない。
ただ危険があるとわかったら大騒ぎになるが、生きたまま埋めてしまえとか村のみんななら言い出しかねない。

「で、どうやって行くの?」
「魔法のゲートで。今夜は満月がきれいに出てるから、ちょうどいいんです。今夜じゃないと、次の満月の夜まで待たなきゃいけなかったですから」

夜になって、僕らは教会の地下室にある小部屋の魔法陣で瞬間移動魔法のゲートからアデルのお師匠様の塔へ移動した。

目を閉じていると、一瞬ふわっと浮き上がった感じがした。そして目を開けると地下室よりも広めの部屋の中に僕らはいた。

私は扉を三回ノックして向こう側からの返事を待つ。合図なくいきなり開けると、どんな仕掛けが発動するか、弟子である私でも知らない。

「アデル久しぶりですね。どうぞ入ってらっしゃいな」
扉の向こうから、女の人の声がした。

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