アンデットな村人の僕 26
気持ちは嬉しいけど、アデルさんの方は…ただふしだらだとか怒ってるだけじゃなさそう。
ものすごく不機嫌で、僕も初めて見る表情だ。
「うん…でもね、していい事と悪いことがあるんだよ。それに」
「そうですよね…私も調子に乗りすぎました」
僕が途中で視線を向けた先、アデルさんの様子を見て、ソレイユも事態に気づいてくれたようだ。ちょっと迷うそぶりを見せた後、僕の上から離れてくれた。
僕は僕で、せっかくのHだから最後までしたかったんだけどアデルさんに悪いからね。
「アデルさん、ごめんなさい」
「もう……勝手に犯すなんて、本来許されない事ですよ。性別が逆だったら、告発しなくてはならないところでした。ソレイユちゃんも、していい事と悪い事の区別はつけなさいね。タケル君もタケル君です。確かに、そういう事をしたい年頃だし、ソレイユちゃんみたいなかわいい娘なら拒みにくいでしょうけど、していい事と悪い事の区別はちゃんとつけて、自分を律しなさいね」
「僕も、気を付けます。でも僕がちゃんと拒まなかったのが悪いんだから、これ以上ソレイユちゃんを怒らないであげてください」」
「ごめんなさい。アデルさん、それにマスター」
僕達はアデルさんに叱られた。
だったら早く止めてよって思わないでもないけれど、でも僕達もやっぱり良くなかったかなと思う。マスターらしく止めるべきだったか。
「ちょっとタケル君、貴方一人のせいじゃないんですよ!ソレイユちゃんが勝手な事をしているのが悪いんだから、変に甘やかしてはだめです」
「でも、僕がマスターなんだから、僕の責任です」
あれ?アデルさんがますます不機嫌になっていってるような…今まで、アデルさんに叱られても、謝ったりするほど怒り出すなんて今までなかったぞ??
どうすればいいんだろう?何とかしないと……
僕はアデルさんの様子を改めてよーく観察してみた。すると、どうも僕には怒りを向けているけどソレイユちゃんにはそれだけではないみたい。
ーーーーーーーー
これは
「異世界でハーレム生活希望します」
の原型になった習作です。
これは読みやすいのですが、
現代ものにはあまり向いてない文体かもしれません。
精液に快感効果というのは、
「媚薬の罠」に引き継がれています。
焼きもちを妬く女性というのは、今も、どうやって解決していいか悩みどころで挫折した感じです。
ファンタジー系のものはまた挑戦してみるつもりです。
魔法のゲートは、今では、いろんなケータイ小説で、普通に見られるようになったんですがピピのファンタジー小説ではあまりにご都合主義なので、書かれていないように思います。
一年以上経過して、参加者もいないようなので、完結とします。
リレー小説の乱立と消去が問題になっています。
ちゃんと自分の中で新作につながるように残しておくために、恥をしのんで、消去せずに完結としておきます。
もしこの作品の雰囲気が気にいってくれていた人がいれば、またこの文体で書いてみたいと思います。
2022-7-14