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花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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花嫁サークル!! 83

しかし悠は、その接点が図書室にあるということに気付いたようだ。
何故なら彼は図書室に二回しか行ったことがない。
一年生の時に本を借りに行ったときと、返しに行ったときだ。
そこで何があったかと言うのは曖昧な部分だが、今はそれを思い出すことを断念せざるを得ない。
何故なら彼のイチモツは悲鳴を堪えるようにピクピクと跳ね、我慢しきれないといった様子でカウパーを滲ませている。

「あっ……くっ!」

彼が気を許したその瞬間に、快感が駆け抜けていった。

「あはっ……」

「はふぅん……」

舌を伸ばしてそれを受け止める三人と、最後の一滴まで絞り出そうとするルナの指先。
本当は芯の疼きを深く貫いて欲しいのだが、一人が入れてもらうと全員が欲しくなってしまう。
それを理解している彼女たちは、舌先の熱いたぎりを絡め分け合い、悠の味を噛み締めることで無理矢理納得させる他ない。
ドロドロと舌先で何度も転がし、喉に通して小さな至福を得る。
そして名残惜しむように、四人の舌は愚息を舐め回していた。

────────

「あ、あの……結衣先輩……?」

夜伽が終わりベッドで横になっていた三人。
悠は静かに呼び掛けたものの、結衣に

「『先輩』はいらない」

と注意された。

「あー……ゆ、結衣……?」

「なに?」

少し明るい声色になった結衣は、胸元に寄せていた顔を上へ向けた。

「あのー……オススメの本って何かあります?」

「……『森』」

「あ、それってあれじゃないですか?」

悠はその本を読んだことがあった。
同じものかを確認するために幾らか言葉を交わしていると、不意に花音が悠の乳首を舌で弾いた。

「私わかんなーい」

不機嫌そうに呟き、乳首を責め立てる。

「私も読もっかなー……」

胸板に人差し指をくねくねと這わせながら甘えたような声を出す花音。

「無理。あれ長いし、花音はこれから忙しいじゃない?」

「そうかなー……でも、やらなきゃ始まらないしなぁ……ん〜……」

(え?)

「ちょっ、花音せ、んっ……」

悠の言葉を花音の口づけが遮る。

「ねぇ……もう一回、しよ? ……してください。悠様……」

悠の口は結衣と花音の唇が塞ぎ込み、彼女たちの手は陰茎に濃密に絡み付いた。

――――――――

テストの終わった昼下がり。
悠は今朝言われた通り、図書室へ赴いていた。
テストが終わり活動を再開した体育会系の部員の掛け声や、吹奏楽部の演奏が、どこかもの寂しく響いてくる。
そんな室内にある人影は、受け付けで本に目を通している結衣のものだけだ。

「あの、えと……」

どう声をかけたらいいかわからない悠に対して、

「こっち」

と促す結衣。

「え? でも……」

「いいから」

不思議に思いながらも、悠は受付の中へと入った。

「ここ」

「…………」

カウンターの下に潜り込む悠。

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