花嫁サークル!! 70
悠に貫かれた愛の眼前には、うっすらと縦に筋を作ったピンクのショーツが迫っていた。
「ひぁぁっ! ゆ、悠様と繋がってるぅぅ!」
まどかの脚をM字に開かせ、太股を下から抱えるように腕を回している愛。
彼女は悠と一つになれている喜びと、それから得られる悦びをまどかに伝えていた。
「はぁん! イイ! 悠様のチ○ポぉ……チ○ポがぁぁあ!」
まどかが作る縦筋はじわじわと範囲を広げ、彼女の秘部がくっきりと浮かび上がっている。
愛はそれに手応えを感じつつ、昂る感情に声を上げ続けた。
「ぁぁっ、ゆ、悠様は、あぅん! 気持ちい、ですか? ぁあっ!」
「いいよっ。愛がっ、締め付けてっ……くっ」
「ひぁっ、ああっ! ひゃああっ! んんんっ!」
大きく跳ね上がる剛直に秘肉が抉られ、ゴム越しに噴き出す白濁が子宮への道を打ち付けた。
まどかの股に顔を埋める愛の体はバネのように弾み、掴んだ太股に爪を立てる。
視界を奪われながらも、まどかは愛が絶頂を迎えているのを察し、頬を赤くしながら息を上げていた。
「し……幸せ、です。悠様を、気持ちよくできて……っっ」
脱力しきった愛が小さな声で囁いたその言葉に、まどかは興味と羨望、なにより、胸の昂りを覚えた。
好きな人に感じてもらえること、一緒に気持ちよくなれること。
それが、一つになるということなんだと思い知らされる。
知識だけでは得られない、身も心も満たされるとはどういうことかということを……。
そして、自分がそれを欲していることに。
自身を苦しめるトラウマと決別したいという決意が、まどかの中で固まろうとしていた。
────────
次の日。
パシッ……
愛に頬を叩かれるまどか。
放課後の喧騒が遠くに聞こえる屋上で、二人は対峙していた。
頬を押さえながら、それでも何もやり返さないまどか。
愛は至って冷静なように見える。
しかし、彼女の腸は煮え繰り返っていた。
昨日の朝と違って、静かに怒りのオーラを纏わせている。
それは、百パーセントの非がまどかにあると訴えているようだ。
そしてそれを理解しているからこそ、まどかは何も言い返せないのである。
「……どういうこと?」
愛の声は震えていた。
怒りを、悲しみを、裏切られたというやりきれない思いを押さえ込んでいるから。
「久遠くんに興味がないんじゃなかったの?!」
肩を掴まれ、力のままに大きく揺さぶられるまどかは、
「……ごめん」
としか言い返せなかった。
まどかは昨日の出来事、彼女が悠のことを好きになったきっかけを彼に知ってもらえた事実を、活動報告として提出していたのである。
「全部嘘なわけ? 過去のことも、久遠くんに話したこともっ」
「ちが、違うのっ。ね、聞いて?」
徐々に早口になる愛をなだめ、まどかは一からの説明を試みた。