花嫁サークル!! 6
「ゴッ……ゴホッ」
突然のことに噎せてしまう悠。
しかし美鈴の手が止まることはなく、チャックを下ろし、間から性器を取り出した。
慣れない手つきではあるが、何かを決意しているようにそれは確実に行われていく。
「ご飯を食べながら性奉仕をさせる……悠様理想のシチュエーションにありましたよね」
「え? あ、えぇ!? いや、でも昨日風呂入ってないし、く……」
彼の弁解虚しく、美鈴は上体を屈めてイチモツを舐め始めた。
チロチロと亀頭を這い回り、ゆっくりカリ首へと下がって行く。
こうなりゃ堪能してやれ、と思考転換した彼は食事を再開させた。
制服プラスエプロンという格好の美鈴は、上体を下げることで尻が突き出されたように高く上がっている。
顔を動かしてサオの隅々まで舌を向かわせる度に、その尻が右へ左へと揺れていた。
それをチラチラ見つつ箸を進める彼の興奮は、みるみるうちに肉棒を硬く大きくさせた。
「はんんっ……ぐふぅ……」
美鈴はソレを口内へ導くと、首を振り始めた。
半分もくわえきれていないが、彼女は彼女なりに頑張って奉仕を続ける。
いつか経験してみたかった妄想の現実化に、悠は早くも達しようとしていた。
「い……イク……」
思わず美鈴の頭を押さえ込み、彼は射精に至った。
「ぐふっ! んんぐっ!」
彼女は噎せ返りながらも、喉奥に当たる熱いものを嚥下していった。
長い長い射精が終わると、彼は力なく手を離し、漸く彼女は肉棒を口から解放する。
「ゴホッ……濃いっ……」
朝一と言うこともあるが、あまりの量と濃厚さに美鈴は咳を繰り返す。
「気持ちよかったですか?」
「うん、よかったよ」
「よかった……私、今までにこんなことしたことなかったんで凄く不安だったんです」
やっぱり、と悠は思っていた。
舌の動きから緊張が伝わっており、恐らく経験がないだろうと見当をつけていたのだ。
「……後片付けしますね」
どこか気まずい空気を感じとり、美鈴は綺麗になっていた食器を持って台所へ向う。
「花嫁選考サークル、か……」
彼は不思議な緊張を覚えていた。
────────
川原の傍の小路を、悠と美鈴は学校に向かって歩いていた。
朝の心地よいそよ風が、美鈴の髪をサラサラと揺らす。
沈黙したままの二人であったが、暫く行くと、悠が口を開いた。
「昼飯買ってくから先行ってて」
少し坂になった土手へに足を向ける。
土手を降りたそこに、もはや彼の行きつけと言っていいコンビニにがあるのだ。
「あ、そうだった……」
と美鈴は何かを思い出し、悠の腕を掴む。
「その……お弁当を作ったんですけど……」
伏し目がちに彼女は言った。