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花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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花嫁サークル!! 48

それは本当に一時的なもので、保健所の空きが出来るまで、引き取ってくれるペットショップや人が現れるまで等と決まっている。
維持費は自治体と募金が主で、ボランティア団体の仕事の手伝いを、飼育委員が担っていた。
飼育委員は、一時的に預かったその動物の世話をすることが主な内容だ。
里親探しは大学生以上の者から担当を持つ仕組みになっている。
当時テニス部とサッカー部を兼部していた彼は、当初は面倒に思っていたものの、活動を通じて感化され、3年生の時にはそれなりに責任感を持っていた。
故に、彼女たちの行う活動の詳細を聞きたかったのだ。
そのために、タンクの中を空にして求められても耐性ができるよう試みた。
仮に流れに流されても直ぐに限界が来る。
そう踏んで、今日一日は存分に性処理をしてもらったわけだ。

マンションの階段を上がった彼は、自宅の前に立ち深呼吸をした。
何と言っても、4人というのがネックで仕方がない。
だが、それなりの自信を持って、ドアを開いた悠。

「な……なんじゃこりゃ」

そう呟く彼の股間は、脆くも反応してしまっていた。
「「おかえりなさい」」

やはり口々に言った彼女たちは、玄関で立ち尽くす悠に文字通り這い寄る。
それぞれ黒い首輪を巻いており、喉元に着いた鈴がチリチリと涼しげな音色を響かせる。
小春は牛の、夏希は猫の、千秋はウサギの、冬香は犬の耳が着いたカチューシャを頭にあしらっていた。

「お、おまえら……」

皆全裸である。
頬を赤らめながら、四つん這いのままで悠を見上げる彼女たち。
立派に尻尾まで生やしている。
犬の尻尾、筆先を大きくしたような毛だまりが冬香のお尻から伸びていた。
同様に、夏希には黒く細長い尻尾が、千秋には白くて丸い尻尾が、小春には黒白の斑模様をした少し細長い尻尾の先に毛が密集したものが生えている。
これは、彼女たちが自分で拵えたアナルバイブだ。
細い挿入部分を押し込むと、まるで尻尾が生えているように見えるよう作られている。

「う、ウシはないです……よね……」

小春にそう言われ、悠は今朝のことを思い出した。
飼いたい動物の具体例を上げた人物と、目の前で動物の真似事をする人物。
それぞれが口にした動物とピッタリ対応している。
あの質問は、暗に今の彼女たち自身を問うていたのだ。

「いや、その……そんなことないよ……」

小春の顔が晴れていく。

「ウサギは?別に飼われなくてもいいけどさ」

そういう千秋の瞳は何故か潤みを帯びている。

「……寂しいと死んじゃうかも」

「う、ウサギも大丈夫っ。全然っ」

胸をズキューンと撃ち抜かれる痛みが悠を襲う。

「猫は?」

「犬は?」

「もう全員OKー!」

何かが爆発した悠は、何故か息を切らしていた。

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