花嫁サークル!! 26
「あれ? 美鈴ちゃんは?」
「来週の予定」
「ふ〜ん……」
まるで他人事のような声を出す悠。
「私では不満なのですか?」
里奈は机に食材を並べるなり、彼に擦り寄って股間を撫で上げた。
「あ、いや……」
彼女の手はスルリと潜り込み、まるで弄ぶようにイチモツを撫で回す。
「元気になりましたね〜」
小悪魔のような微笑みを浮かべる里奈。
彼女の性技は凄まじいものがあり、先程達したばかりの彼のモノは見事に反り返っていた。
悠は里奈が準備した朝食を食べていた。
夕貴が彼の口に運んでいる様は、新婚のような風景を彷彿させる。
ただ、里奈が彼の愚息を舐め回していることを除いては。
彼は里奈の様子を食い入るように見つめている夕貴に気付き、この二人がペアになった理由がなんとなくわかった気がした。
昨日処女を散らした夕貴は里奈から多くの“技”を学ぼうとしているのだ、と。
「んんっ! はうん……」
里奈が精液を飲み込んでいく。
一滴も溢さずに、味わいながら。
それを夕貴は赤らんだ顔で見つめていた。
悠が教室に着き腰を落ち着けたのと同じタイミングで、一人の友人が彼に語りかけてきた。
「チェンジ終わっちまったなぁ」
「マジ?」
チェンジとは、彼がよく読んでいた週刊少年漫画雑誌『ホップステップ』に連載されていた漫画のことだ。
「マジだよ、マジ。知らねぇの?」
「あぁ……」
独り暮らしを始めてから、彼は例の漫画雑誌を買わないようになっていた。
仕送りがあるとは言え、遣り繰りをするのは自分の仕事である。
「単行本買わないとな〜」
と彼は独り言を溢した。
────────
昼休みの屋上に悠の姿があった。
それはもう彼の習慣の一つとなっているかもしれない。
悠は身震いしながら包みを紙袋に戻す。
彼の股間には、忙しなく首を振る愛の姿があった。
彼女は胸元をはだけさせ豊乳でイチモツを挟み込み、且つ、亀頭を舌先で舐め回している。
「どうですか……?」
潤ませた瞳を悠に向け、顔色を窺う愛。
「あぁ……イきそう」
彼は苦しそうに応答する。
仰向けに近い形で横になり、悠の尻の下に愛の脚が敷かれていて、その態勢で彼は食事を摂ったのだった。
しかし愛のパイズリ奉仕は、その苦しさをすんなりと越える程の快感を与えている。
「うっ……」
悠の呻きを聞いた愛は、即座にソレをくわえ込んだ。
途端、口内に精液が噴出し、彼女の喉奥を打ち付ける。
「はぁ……はぁ……」
全てを飲み下した愛は、荒い息を繰り返しながら胸を仕舞い込む。
「全然声をかけてくれないんだから……」
頬を膨らませた愛が悪態を突く。
「いやぁ……なんつーか、俺もまだ戸惑ってんだよ……」
「……次はこっちにお願いします」