花嫁サークル!! 234
「悠様……」
「ぁあ……好き……」
昼休みの宴も相変わらず。
「気持ちいいですか?」
「好きなの……悠様だけが……」
「あぁっ! もっとぉ……んんぅ!」
唇による唇。
絡み合う舌。
寄り合う肉体。
陰茎を擦っているのはまどかの膣壁だ。
耳には美鈴と夕貴が想いを囁き、舌には愛が吸い付く。
右手の指は腰振りオナニー中の花音にしゃぶられ、左手の指は前後に動く結衣が膣肉でマッサージを施している。
まどかを貫く肉棒の下では志穂が、揺れ動く玉袋に食らいついて快感を煽っていた。
剛直に貫かれ、快楽を得て飛沫を撒き散らす。
まどかは不規則な大きな跳躍を何度か見せると、ローテーションルールに則り重い腰を上げた。
「まてまて」
「ん?」
放課後の教室で、悠は焦りを露わにしていた。
「じゃあ……なにか? お前も、ピピの墓を建てようって言ったから……?」
「前の2人と一緒だから、そうなるわね」
千秋はサラッと髪を払うと、少し頬を赤らめて悠から視線を外した。
「なに? 不満?」
「不満って言うか、不思議って言うか……」
彼は苦笑を呑み込む。
同じ場面で3人が恋に落ちる。
有り得ない出来事が、彼らの中では有り得ているのだ。
「どの辺が?」
そう訊かずにはいられない。
夏希は熱心さに胸を討たれ、冬香は情の深さに嫉妬を抱いている。
では千秋は一体、何に惹かれたのか……それを知りたがるのは必然に近い。
「か……可愛かったのよ」
「……へ?」
恥ずかしそうにごにょごにょと呟く千秋。
「泣きじゃくる悠が……可愛かったのっ……」
「はあ」
男が声を上げて泣くのを目の当たりにし、母性本能が働いたのだろうか。
「可愛くない悠も、その……嫌いじゃないけど……?」
性癖が今の悠をフォローする。
「で、千秋はどっちの俺がいいんだ?」
「はっ……そそそんなこと、自分で考えなさいっ」
千秋は金の髪を翻し、表情を隠した。
「ど、どっちでも傍にいてあげるから……」
「何て言うか……首輪でここまで変わるもんなのか……?」
口調で変わる里奈以上のギャップに、悠は苦笑いを隠せない。
「あっあ……あんたは、どっちがいいの?」
「どっちも可愛いよ、千秋」
「気安く呼ばないでよねっ」
「ん?」
「と、特別よっ! 悠には、特別で、名前、呼ばせてっあげる……」
「ふ〜ん……ありがと。八坂さん?」
「なっ……名前で呼んで、名前でっ」
千秋は彼の胸元に飛び込み、襟首をぐっと掴む。
そして直ぐ、バツが悪そうに顔を逸らした。
「千秋」
「な、何よ……ん……」
二人の唇が触れ合う。
それは濃厚に重なり合い、互いに腕を回し合って更に密着させた。
「とっ……突然なに……?」
「して欲しそうだったからさ」
「ばっかじゃない!? そんなわけ……」