花嫁サークル!! 22
悠は、文字通り大の字になっていた。
左右の手は中指を立て、右は美鈴、左は愛の膣内を掻き回している。
上がってきたルナは右足を舐め清め、左足には純華が口を寄せていた。
そして、一物は里奈の中へと導かれている。
「はあぁ……気持ちいいですかぁ?」
上体を屈めて火照った表情をのぞき込ませる里奈。
そのあどけない姿から想像もできないテクニックで彼を包み込む。
肉壁は弛緩を繰り返し、体勢を前後に傾けながら、様々な角度で肉棒を奉仕していた。
「くっ……すげぇ……」
里奈の性技に翻弄されながら、悠は四肢からの快感を肉棒に集中させていく。
「あっ……くふぅ……」
「んんっ! ひぅぅ……」
乙女たちの嬌声が交錯する。
「くはぁああ!」
里奈の体がビクンっと弾む。
奥の奥まで打ち付ける精液が、彼女を上り詰めさせたのだ。
ヌルリと引き抜かれた男根は、未だ不気味に脈打っていた。
ゴムを外し、そこに溜まった白濁液は悠の胸元に絞り出される。
「んふ……」
「あんんっ……」
指姦されている二人は、舌先を彼の胸元に寄せ、それを舐め始めた。
下半身の三人は、酷使された肉塊を労うように掃除と奉仕を繰り出す。
「もう無理……」
四回目の射精に、悠は力なくこぼす。
「まだまだですよぉ〜」
里奈の子供っぽい声が逆に恐怖を与える。
先程のゴムに中指を入れた彼女は、そのまま彼のアナルに突き立てた。
「うっ……く!」
直腸を掻き分ける里奈の指は、侵入を止めると、クイッと曲げられる。
「あぁっ!」
これは悠の喘ぎである。
前立腺を刺激されながら、三人に肉棒を舐め回され、また、次第に海綿体が膨らみ始めたのだった。
全ての精を絞り出され、空っぽの状態で迎えた月曜日。
悠は昨日の夕刻に漸く解放され、帰るなり崩れるように眠りについていた。
その彼を起こしたのは夕貴である。
大きく欠伸を吐き出した悠は、キッチンに立つ彼女の後ろ姿をぼんやりと見つめていた。
「起きた?」
長いポニーテールが翻る。
「うん……」
悠はそれっきり視線を逸らし、喉元の言葉を呑み込んだ。
「悠の意見を取り入れて、1週間で交代することになったよ」
夕貴は朝食を作りながら言う。
「……そっか」
彼は目を背けたまま、ポツリと言った。
サラサラと流れていく川に沿って、彼らは学校に向かっていた。
二人の間には、沈黙の帳が下りている。
こうして二人で川原を歩くのは、互いに懐かしい想いだった。
二人とも、もう二度とないことだと思っていたから……
「なぁ」
「……ん?」
悠の呼び掛けに、夕貴は胸の高鳴りを感じていた。
それはトキメキとは違った、一種の緊張に近い。
「……なんでもない」
彼は視線を川へ向けた。
流れを追うわけでもなく、底を見るわけでもなく、ただ虚空を注視していた。