PiPi's World 投稿小説

花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 207
 209
の最後へ

花嫁サークル!! 209

その後すぐ、悪寒にしては激しすぎる震えが背筋を駆け上がる。
ゾワゾワしたその感覚は彼女にとって心地好く、しかし物足りない。
ニ、三度跳ねた腰に呼応して淫汁が絞り出され、薄い水色のショーツに滲んだ。
だがやはりそれも直ぐに止み、そっと鎮まっていく。
……いや、逆だ。
更に上の快感を知っているだけに、治まったはずの昂揚が花音の蜜壺を疼かせる。
今回は焦れったさを伴っている分質が悪かった。

「はあぁぁん……んぅぅぅ……」

相も変わらず悠の目を見つめたまま、くねくねと腰を捩らせる花音。
生徒会長が性奴として平伏しているのがよくわかる。

「来い」

二人はまだ出入り口付近にいた。
悠は踵を返して歩み出し、

「はいぃ……」

と返事を返した花音も後に続いた。
地を這って付き従う様子は性奴らしい。
それを意識してか、彼の前に跪いていた生徒会長花音は犬のように四つん這いのまま悠を追った。
彼は受け付け内に入ると、座り心地の良さそうな駒付きの椅子に腰を下ろす。
その脚の間に花音がゆっくりとおさまった。

「イけ、花音」

「ぇっ……んくぅぅぅ……あっ……」

御奉仕をさせてもらえると思っていた花音は、悠の命令に少し戸惑いつつも得意の腰振りを始める。
椅子に座り脚を組む悠と、その前に四肢を付く花音。

「んはぁぁっ……はぅっ……」

くすぶりの分、上り詰めるスピードは早い。
顔を俯けて腰振りオナニーに耽る。
悠は組んだ足のつま先を彼女の顎に引っ掛け、クイっと上へ向けさせた。
快楽に歪む瞳が主人を認識し、今の状況を再確認させる。
花音は水を求めるように口を開け、舌を出した。
淫猥な動きで宙空を舐め回している。

「い、イひまふ……イくっ……っ!」

花音の腰が弾んだ。
快楽に溺れるその表情は隠すことができず、つま先の上で全てを晒してしまう。
昂揚と絶頂のスパイラルから抜け出させず、また暫くすると、身体が不満を訴えて股間を熱くさせた。
花音はまた尻をくねくねと左右に振り、焦れったさを上目遣いに含ませる。
どの様に媚を売れば貫いて貰えるのか……。
悶々としながら悠の命令を乞い、顎に引っ掛けられたらつま先に抗うことなく彼を見つめ続け、腰を捩らせる。
そんな生徒会長の振る舞いに、花音自身が陶酔していた。
その証拠に、溢れ出そうな涎を飲み込もうともしない。
悠の顔色を窺い、一心不乱に尻を振り立て、ご機嫌をとっている。

「ほら、もっとイけよ。花音」

「はぃんっ……あっはぁぁっ……」

左右に捩れていた尻が上下に動き始める。
滲んだ布地が張り付き、摩擦による刺激は一段と上がっている。

「あ、あっ、イきますっ……くふぁっぁぁっ……」

恍惚に揺れる瞳を悠に向けたまま、達した余韻に花音はまた腰を捻らせた。
そして、大きくなっていくもどかしさに悶絶を余儀なくされる。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す