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花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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花嫁サークル!! 208

「今のうちに、いっぱい跪かせてください……」

花音の任期は終わりが見えている。
生徒会長でなくなるその瞬間まで、悠に興奮して欲しいのだろう。
他のメンバーと明確に異なるその武器を、少しでも多く活用したいのだ。

「花音?」

「はい……っ……」

「生徒会長じゃなくても花音は十分魅力的だよ」

「ぁっ……そんなこと、ありません……」

軽く股を開いた花音は、小さく腰を揺らした。
期待と照れと欲求に瞳が淫蕩していく。

「それに、腰振るだけでイクなんて……花音だけだよ」

他のメンバーではできない彼女の特異性。
それを敢えて口にしたのは、彼が花音の内心を察したからに違いない。

「はぁあっ、ぅっ……もっと虐めてください……」

恍惚を浮かべる生徒会長は、腰をもぞもぞとさせながら彼を見上げる。

「花音……もう腰が動いてるよ。恥ずかしくないの?」

「恥ずかしい……恥ずかしいですっ……」

そう言いながら、花音は地に手を突いた。
腰が勝手に上がり、カクカクと揺れてしまう。
彼女にとって、悠からもたらされる羞恥心はもはや高揚を煽るエネルギーでしかない。
彼の目線が恥辱を呼び起こし、快感の断片が胸に突き刺さる。
その傷口が微熱を持ち、身体全体を火照らせていく。
淫靡に染まっていく花音の表情。
悠の瞳孔に写り込むいやらしい自分の顔を見つめたまま、彼女は腰を振る速度を上げた。
瞳から撃ち込まれ続ける快感は花音を侵し、支配していく。
忠犬のように主人を見上げたまま、彼女は尻を振り続けた。
しかしそれは冬香のように忠誠を表した艶めかしい腰つきではなく、達する為の恥ずかしい自慰行為。
女を犯す男の腰つきに近い。
だが腰の入れ方は卓越したものだった。
尻を突き出すことで下着を密着させ、勢い良く腰を入れる。
そうすることで若干の摩擦が生まれ、敏感な部分から快感が広がるのだ。
グラインドを大きく、早くすることで、その刺激は鋭さを増すのである。

「あっ、んぁあ……っ……」

腰が止まらない。
上を向くと間抜けに口を開いてしまうが、悠を見上げる花音の口はそんな状態だった。
荒い呼吸が唇を掠め、湿り気を帯びさせる。
そのせいか、間抜けに開かれた口はどこかエロティックに映えていた。

「イってみろよ、花音。腰振りだけで」

「は、はいぃぃっ、悠様……」

グラインドが更に大きくなる。
顎を突き出すようにして悠に上目遣いを向けている花音。
腰振りの余波が頭部に及び、ツインテールをゆらゆら揺らす。
瞳を蕩けさせ、少し舌を伸ばし、口を大きく開く。

「あひっ! い、イきますっ……悠様っ、か、花音……イきますっっ……」

ピクンっと腰が跳ね上がった。

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