花嫁サークル!! 202
「花音は私に笑顔で接してくれた」
結衣は言っていた、
「あの娘の笑顔はみんなを惹き付ける」
と。
確かに、弾けるような笑顔には誰もが元気づけられる気がする。
だからこそ、いつの間にか孤立していた文学少女の結衣でさえ、花音に魅入られたのかもしれない。
まぁ、落ち込む場所が図書室の前だったというのもあるだろう。
昼休みが終わる予鈴と共に結衣が図書室から出た時、浮かない顔の花音が目に入り、つい声をかけてしまったという。
以来、図書室に誰もいないときには廊下まで出て本を読んでいたらしい。
花音の気持ちが溢れ出る、その瞬間まで……。
そんな花音が今、悠の目覚まし奉仕に勤しんでいる。
彼は下校時に聞いた結衣の話を思い返しつつも、迫り来る快感に抗うことはしなかった。
目の前で揺れる水色のショーツ。
うっすらという表現は可愛らし過ぎるくらいに、濃い縦筋が出来上がっている。
特徴的な腰の動きに、花音の腰振りオナだと彼が気づくまでそれほど時間はかからなかった。
ただ、彼女と向かい合うように股座を占拠している人物が誰なのかは把握できない。
悠の視界には素早く往き来を繰り返す水色のショーツが映っているだけなのだから。
しかし、舌ではない感触を愚息に感じていた。
暖かく柔らかいものが円筒を挟み込み、その上で熱いものが2つ、くびれた部分をくすぐって擦り上げている。
「はぁぁ、はん……んぁっ……」
「あっ……んはっ、あぁっ」
弾む呼吸と興奮した息遣い。
二人の異なる吐息が伸ばされた舌の上を滑り、亀頭に降りかかる。
しかし乾くよりも早く滲んだ唾液が絡み付けられ、先の方を妖しく輝かせた。
やがてシャフトを伝い落ちると、それを潤滑油に柔らかいものが激しく上下に揺れ動く。
激しい刺激に朝から無駄に元気なイチモツは完全な覚醒を余儀なくされ、その証を噴き上がらせた。
「あん! んっ……」
「んんっ……んはぁ……」
二人は色、味共に濃度の高い白濁液を顔面に浴び、互いに舐め合う。
舌でかき集め、口内で味わい、喉を鳴らす。
そしてやはり、その行為が朝の習慣の一部であるかのように挨拶を付け加えた。
「おはよう」
もはや悠も習慣化しているのだろうか。
当然のように声を返すと、惚けた顔の花音の頭を撫で、続いて純華の頭にも手を乗せた。
「イっていいよ、花音」
「はあぁぁっん……悠様、ありがとうございます……っ」
物欲しそうに身を捩らせていた花音は、すかさず腰振りオナを再開させる。
快感を貪る彼女の目の前で、彼は純華に求められた接吻に応えていた。