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花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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花嫁サークル!! 201

しかし真実は、悠が伝言を頼んだ人物こそが結衣だったのだ。
悠の言うように彼からの感想を聞いたのだが、推測とは違って第三者を挟んでいない。
彼の質問の仕方が多少のズレを感じさせなくするという偉業を為し遂げたのだった。
ちなみに、その時彼女が吐いた

「……次からは期限内に返してください」

という堅苦しい台詞は悠の記憶から消え去っている。
まぁ、必死の照れ隠しだったのだが。
『森』は一冊完結ものだが、その分厚さから推薦するにはオススメしないと委員会担当教諭から言われた結衣。
確かに、読書に興味を持つために推すには少し入りづらい面はある。
それでも結衣は『森』をチョイスし、唯一借りていった悠から賛美のコメントを受けたのだ。
そういう経緯もあって、久遠悠への想いは彼に対する興味から始まったのである。
余談だが、結衣が官能小説を読み出したのは彼の性癖を知ってからのことだ。
いきなりアブノーマル系のコアなものから入ったのだが、読み進めるうちに欲情している自分に気付き、そういった面での感性にも惹かれているのである。
図書室の静けさに溶け入ってくる喧騒。
しかし熱気は室内に籠り続け、それを知る者は他にいない。
結衣は頬を赤らめたまま、口蜜に黒光る陰茎に唇を寄せた。

「飲み足りないの? それとも……」

彼女の股間を悠の足の甲が押し上げる。

「んんふっ……んぅっ……」

悩ましげに腰を捩った結衣は、彼の腰に腕を回してしがみついた。

「こっち?」

「んっ! んぅぅっ!」

上目遣いに悠を見上げながら彼女は肯定し、物欲しそうに腰を振り回す。
既に離れてしまった彼の足がもたらしてくれた刺激を求めるかのように……。



「はんっ! んんんっ!」

正常位で貫かれる里奈。
悠は両手を掴み、ぐっと手前に引っ張っている。
しかし彼女の顔には結衣が跨がっており、横になった体勢から引き起こされることはない。
細く華奢な脚をパックリと開き、ズコズコと突き上げられ、背筋を浮かしては嬌声を滲ませていた。
だが里奈は悠の命令に従い、結衣の陰唇を貪り続けている。
その結衣もまた、悠の命令に従って里奈の乳首を引っ張っていた。
里奈の女口を突き上げている悠の唇に唇を重ねながら、里奈の舌技に身体を弾ませ、乳首をキュッと摘まみ上げる。
すると里奈の中は締まりが更に良くなり、悠の陰棒を狂わせた。

「あっ、ひぐっ! ひうぅぅぅ!!」

「だ……だめっ! いやぁぁあ!」

射精が打ち付けた瞬間、里奈は結衣の蕾に吸い付き、結衣はその刺激に耐えかねて肢体を躍動させた。
悠の勢いを受け止める里奈の小さな身体は壊れたバネのように弾み上がり、快楽の証を噴き上げる。
薄暗い悠の部屋に響いていた二重奏は暫くの絶え、乱れた呼吸が耳にこびりつく。
しかしそれは暗転を終え、やがて再び情熱的な演奏が再開された。

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