花嫁サークル!! 188
生暖かい熱にうかされながら、二人は献身的に残滓を絞り取った後、互いの顔を舐め合う。
一番搾りを喉に通すと、どちらともなく居直って
「おはようございます、悠様」
と、一連の所業が朝の習慣かのように挨拶を口にした。
「お、おはよ……」
久し振りの目覚まし奉仕だったせいか、当初のように呆気にとられる悠。
そんな彼を他所に、二人はそれぞれの役割にあたる。
美鈴は彼の制服を引っ張り出し、美穂はエプロンをかけキッチンに向かった。
料理の腕は練習あるのみ。
彼女は実践形式での上達を美鈴に申し出たのだった。
そんな事情を全く知らない悠は
「はいっ、あ〜ん……」
と迫られては
「美味しい? ねぇ、美味しい?」
と尋問され、
「う、うん。美味しい。美味しいよ……」
と答える。
美味でないことは一目瞭然なのだが、それでも美味いと言ってくれるのが嬉しくて、彼女は最後の一口になっても詰問する。
その間美鈴はというと、真っ赤な顔をしながら机に片足を乗せ、スカートを少し捲り上げていた。
薄い水色のショーツを見せ付けるように腰を前へ突き出しながら、右手で生地を中央に寄せる。
卵形に生える陰毛は薄いものの、細く捩られ引っ張られる生地から多少顔を覗かせていた。
「私……早く悠様の色に染めて欲しいんです……」
アブノーマルらしいことはサークルメンバーがいるところでしか出来ない美鈴。
悠の性癖を知っているだけに、彼から強いられないのは自分がまだ応えられないからだと思われているから……と彼女なりの考えを導き出した。
「私……悠様だけのものです……」
そう言うと、質問攻めにされている悠に油性ペンを掴ませる。
「所有物には名前を……ここに……」
さらにショーツを引き上げ、悠しか知らない陰唇に食い込ませる美鈴。
「『悠様専用』と……」
恥ずかしさに瞳を潤ませるも、震える肢体に鞭を打って腰を更に突き出す。
「私も書いて……」
皿が綺麗になると、美穂は地に這いつくばり、彼に尻を突き出した。
臀部の中央に黒いショーツを捻り寄せ
「お願い……悠様……」
と腰をくねらせる。
迫り寄ってくる二ヶ所の恥部に促され、彼は太い方のキャップを外さざるを得なかった。
その後始業式を終え、簡単なホームルームがあり、昼時に下校時間を迎えた。
と言っても学園祭に向けた準備に追われる学生が殆どだ。
もちろん、サークルのメンバーたちも内装の話し合いや食器の個数、席の配置などと言った出店許可を得てからの細かい内容打ち合わせが行われる。
しかし担当者はそれから洩れ、朝から晩まで余すことなくアピールする時間が与えられるようだ。
放課後になっても美穂が悠と一緒にいるところを見ると、その推測はより強い確信へ変わる。