花嫁サークル!! 187
ねちっこい音と肌が打ち合う音、そして鈴の音が高らかと鳴り響く。
「あっあっ……わぅん! わんわん! わんんっ! わんんんんっ!」
「くっ……」
二度目の射精が冬香の中で弾けた。
その絶頂は彼女を痙攣させ、呼応した鈴がチリンッチリンッと断続した音を鳴らす。
尻を突き出したまま上体を沈めた冬香は、未だ止まらない迸りに恍惚を滲ませながら小さな震えを繰り返していた。
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夏休みも終わりが見え始め、ちょくちょくやっていた課題にいよいよ本腰を入れる悠。
彼がひぃひぃ言っている間に現状整理をしておこう。
現段階の正式な花嫁候補は美鈴、里奈、紗耶、夏希、冬香、まどか、愛、純華、ルナ、理央の10名。
候補になれていないのは夕貴、小春、千秋、美穂、志穂、結衣、花音の7名である。
この7名に関して悠の得ている情報は以下の通りだ。
美穂と志穂の右足への執着、結衣が奨める本と図書委員であることの関連性、花音の思い出の場所と多忙になった理由の由縁。
夕貴、小春、千秋に関しては皆無である。
2学期に入ると本格的に文化祭の準備が始まる。
基本的には体育会系団体が屋台を出店し、文化系の団体は日頃の成果を見せる。
下準備をしてきた生徒会は若干余裕が出来るが、仕事がないわけではない。
花嫁修業サークルは多数の票を集め、無事に出店することとなった。
3日あるうちの2日間、最終日以外に店を出す。
部活に所属している夕貴、まどか、愛は掛け持ちという形になる。
美鈴は作品の展覧、里奈のアニメ研究部や志穂の将棋部は特になにもしないらしい。
理央は最終日の演劇のみで、夕方以前の時間はサークルに割ける状態だ。
そんな中、彼らは新たな季節を迎えたのであった。
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柔らかな朝日がカーテンの隙間から差し込んでいた。
穏やかな温かさでありながら、日中の残暑を匂わせる日差しである。
二学期の始まるこの日、悠は何度か味わったことのある違和感に覚醒を余儀なくされた。
「んはあ……」
「ぅんん……んっ……」
妖艶な吐息が絡み合うそこには、朝から元気な愚息がある。
二つの豊乳に包み込まれたソレには、二本の舌がエロティックな共艶を魅せていた。
彼に跨がり、胸を寄せながら亀頭をくすぐっているのが美穂。
反対側、裏筋から鈴口まで丹念に舐め上げているのは美鈴だ。
目覚まし替わりの口淫奉仕は久々の悠。
いや、久し振りでなくてもこの刺激的な寝覚めに、既に彼は極限状態に陥っていた。
「くぁぁっ」
と間抜けな声をあげたかと思うと、黒いショーツを呆然と眺めながら白濁液を噴き上がらせていた。
「あぁんっ……熱いぃ……」
「ひぁっ……んくっ……」
その迸りは二人の舌上で受け止められるも、勢い余って頬にまで乱れ飛んだ。