花嫁サークル!! 175
「……純華は何だっけ?」
「す……純華は……ご主人様の……言いなり奴隷です……」
そうだったのかと思いつつも、悠は彼女の頭を撫でながら
「さっき教えたろ?」
と告げる。
要領を得ない様子で彼を横目に見上げる純華に、彼は正解を教えてあげた。
「イケナイお嬢様、だ」
「あぁ、はい……言いなり奴隷の純華は、イケナイお嬢様です……」
「嘘つけ」
悠は口角を歪めた。
「イったじゃねーか」
「もっ、申し訳ございません……」
踏ん張って立ち上がった純華は、彼の股座で跪く。
「本当に、申し訳ございません……」
彼女は手を付き、頭を下げた。
重ねた両手を額で押さえ、頭の天辺の急所を相手に見せる。
それは、何をされても抵抗しないことを動作で示す、正しい土下座の仕方だ。
まぁ、そんなことを全く知らない悠であっても、令嬢のその態度には興奮を覚える。
「純華……」
「はい……ご主人様……」
面を上げた純華を呼び寄せ、ショーツを剥ぎ、顔を跨がらせる。
「くわえながら自分で振るんだ」
悠の中指が捩じ込まれる。
「ひあぁっ……はい、一生懸命ご奉仕させていただきます……」
入れられた指をキュッキュッと締め付けながら、悠のズボンをずらす純華。
彼の下着を下ろすと興奮が飛び出し、彼女は頬を赤らめる。
口に埋めていくにつれ腰が上がり、指が中から抜けていくものの、吸い上げながら首を戻すと、腰が下がり指がねじ込まれてくる。
そんな彼女の腰振りは、しっかり悠の目に焼き付いていく。
中指を呑み込む純華の蜜壺は、たった一本のそれでも全面を締め付けてくる程きつく、包容力を持ったように柔らかい。
侵入口は一際締め付けがよく、初めから狭き門の造りをしていて、巾着の口のようにすぼまっていた。
「んんっ……んっ! んふぅ……」
陰茎を口唇で擦る純華の苦悶は、動きに合わせて出入りする指に喘ぎを絡ませていた。
悪戯を働くその指に体が捩られ、背筋が震え上がり、はしたない蜜が垂れる。
それでも彼女は肉棒を離さなかった。
淫靡に輝くソレに幾重も唾液を重ね塗り、引くのに合わせてジュルルと啜り上げては、その卑猥な音さえ振動として肉塊に響いてくる。
「んぐぐぅん! んむぅぅ!」
徐々に感極まっていく純華。
だが何かにしがみつくように、肉棒をくわえたまま解放しようとしない。
涼子にどんな手ほどきを受けているのか非常に気になるところである。
彼女は自身のトキメキを信じ、その一度きりの体験に運命を重ねる。
胸に秘めた想いは、純華の糧となっていた。
「よ、し……ご褒美だ……」
彼はそう呟くと、体を上へ滑らせる。
「ご主人様……ありがとうございます……」
上体を下げ、腰を更に突き出し、純華はそれを受け取る体勢をとった。