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花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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花嫁サークル!! 167

「ぁっ……」

急に抱き寄せられた彼女は、何の抵抗もなく悠の顔の横に頭を沈めた。

「こうしたら脱ぎやすいだろ?」

「う……うん……」

胸板に乳房が押し潰される。
今の理央は、悠の上に跨がり腰を突き出したような格好になっていた。
そんな格好のまま服を脱いだことなどない。
何故かとても、いやらしく思えてくる。

「ぁぁっ……んっ……」

背筋に指が這わされ、ゾクッと身を震わせる理央。

「どうした?」

悠に促され、彼女の手は小休止を終えた。
腰の生地に親指をかけ、腰を捩りながらずらしていく。

「ああっ、んぅぅっ……」

指が肌を滑る度に艶かしい吐息が洩れる。
その初々しい反応が、ソフトながらも悠を興奮させた。

「パンツを一緒にずらさないってことは、もっと脱ぐところを見て欲しいってことか」

「ちっ、ちがっ、ぅぅん……」

悠の行為に面白いように反応する理央。
否定するそのたった一言すらも、脇腹に指を這わせた瞬間吐息に変わる。
従順に従われるのも悪くはないが、一々恥ずかしがる姿もそれはそれで良い。
特に理央はこっちの世界に踏み入ったばかりで、その反応は顕著に現れていた。

「ひあぁ! だ、ダメぇっ……んっ!」

尻の方に手を這わせた彼は、ショーツを手前へ引き上げる。
生地は中央に集まり、溝へ滑り込んで食い込む。

「なんで? 脱ぎたくないから穿いたままだったんだろ?」

そう言いつつ、悠はグイグイ引っ張りながら左右に細かく震わせた。

「汚れちゃうっ、からぁあっ!」

首に腕を回してしがみつく理央は、下着を弄ぶのにつられて腰をクイクイ動かされる。

「何で汚れるの?」

急にピタリと手を止めたが故に、理央は彼の詰問がハッキリと認識できた。
しかしそれを答えることに恥ずかしさがたち、口を閉ざさざるを得ない。

「ねぇ、何で?」

ねちねちと詰め寄るその口調は、既に答えを知っていることを暗に示している。
しかし敢えて訊くということは、理央の口から直接言わせたいからだ。

「あ、の……濡れちゃうから……」

彼女は些細な嘘をついた。
本当はもうぐっしょりと濡れている。
ショーツを引っ張られた瞬間に、冷たい感触を感じていた。
しかし下着が擦れると、その冷たさに生温さが加わっていった。
湿った生地に、新たな淫蜜を塗り付けていたのだ。

「じゃあ、まだ濡れてないんだよな?」

「え……あ……」

まさかの発言。
まるで全てを見透かしているかのように、彼の質問は彼女を追い詰めていく。

「嘘だったら、んー……キスはしばらくお預けな?」

「いやっ! 濡れてる……もう濡れてるのぉっ」

理央は恥ずかしさを感じながら接吻に及ぶ。
その行為を奪い返したと言わんばかりに、唇を強く押し付けた。

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