交互に膝を前に出す度に、肉壺を掻き回すバイブに擦り上げられた。
そんな状態でもうすぐ一周しようかという時。

「里奈の胸、好きだよ」

あんなに反省して、こんな反省を強いておきながら、悠はそう呟いた。

「里奈が興奮してるのが直ぐわかるからな」

挟まれていない乳首が弾かれる。

「あんっ！　ぁひぃはぁんっ！　ふへひぃっ！！」

小さな乳首は痛いほど勃っている。
僅かな膨らみの上では、それが一際目立っていた。

「よし、里奈」

衣服を脱いでいく悠。
里奈は期待の眼差しを向けながら、それを抑えきれないのか、腰をいやらしくくねらせていた。

「ご褒美だ」

舌を挟んだ洗濯挟みは、初めに食い荒らしたその場所を再び訪れる。
椅子を経由していた糸は路線を変え、彼女の腹の前で緩やかな弧を描き洗濯挟みを繋いだ。

「あぁっ、んんんっ……お兄ちゃん……ありがとうございます……」

眼前に迫った男根を舐め上げる里奈。
裏筋を舐め擦りながら、顔でもその熱さを感じる。
それは扱くという形容がぴったりなほど、激しい舌さばきで奉仕に勤しんでいた。
くわえられてもいないのに精子が誘い出されそうになる。
しかし、里奈がそれを許さない。
少しでもご褒美を味わうために、彼女の舌は陰嚢に及んでいた。

「あむっ……はああっ、お兄ちゃんんっ……」

舌先に愛情を集め、ねっとり玉を掬い上げながら微動させる。
翻弄するようにも見えるが、寵愛しているようにも見える。
ただ一つ確かなのは、里奈が手を抜いていないということだ。
やがて舌は舐め上がり亀頭に絡み付く。

「んっ……んぐぐ……んぐぐぐぐぅ……」

悠の肉棒はかなりの変貌を遂げた。
当初のソレとは違い、里奈が両手を使って握り締めても亀頭がまるまる顔を出す。
その陰茎が今、里奈の口内に全ておさまった。
喉を開くことにより、それが可能となったのだ。
おそらく、根元までくわえられるのは彼女しかいない。

「ん゛っ、んぐぐぅ！」

忘れてはいけない。
里奈の中には全力で振動するローターと、それを奥まで押し込みながら加減のしらない扇動を繰り返すバイブが埋まったままなのだ。
喉奥に亀頭を導いた瞬間、里奈の腰は不自然にカクカクと振り回され、絶頂が彼女を蝕んでいった。
しかし剛直は離さない。
ゆっくりと始まるディープスロート。
自ら喉を犯す里奈の瞳は、絶対服従を宣言しながら悠を見つめ続ける。
スピードを上げるストロークに体が揺れ、洗濯挟みも軽快に踊り出した。
喉奥の粘液が絡み付き、それは肉棒を滴り落ちる。

「り、里奈っ……くっ……」

「ん゛ん゛ぐぐぅ！」

玉袋が縮み上がり、白濁を絞り出した。
喉奥のさらに奥を打ち付けられ苦悶に歪む里奈の顔。