花嫁サークル!! 147
最終的に一人であっても、それまでは皆サークルメンバーなのだから。
「里奈……」
名を呼ばれ、うっすらと目蓋が開かれる。
「これは使わないのか?」
二組の枷が掲げられる。
そのうちの一組は、誕生日会の時にルナの手首を戒めていたものだ。
「それは……一人では使えませんでした……」
「じゃあ、今日は使えるな?」
「里奈の反省が足りないんですね……お兄ちゃん……」
赦しを乞うような瞳を向けながら、里奈は手足を後ろへ回す。
その行為自体が、反省が足りてないことを自覚している証だ。
黒革の4つの枷は、右手と右足、左手と左足でペアが組まれる。
里奈は少し前に出ていたため、洗濯挟みを繋ぐ糸は少し弛んでいた。
椅子は、足の支えをなくしても今は動く気配がない。
「反省しているならこんなに濡らさないだろ、普通」
「あぁっ……お兄ちゃんっ、ごめんなさい……」
秘溝をなぞった指先の輝きを見せつけられる。
「はん……はんん……」
背筋を伸ばした里奈は、悠の指先を汚した淫汁に舌を伸ばた。
膝立ちになって清めた中指をくわえ込み、その一本の指を熱心に奉仕する。
肉棒への奉仕のために培われた彼女の技術は、惜し気もなく中指に用いられた。
「ほら」
床に置かれていたバイブを拾い上げ、差し出す悠。
「おしゃぶりが欲しいんだろ?」
「んふぁ……はいぃ、ありがとうございます……」
指から口を離した里奈は、再びバイブをくわえ込んだ。
しかし今は手で支えられない。
「ちゃんと反省するか?」
「ん゛んっ……」
声と首の動きで訴える里奈。
「じゃあ、証拠を見せてもらおうか」
悠はローターのコントローラーを手に取る。
微動状態のローターは、まだ里奈の中に埋まっていた。
「ん゛ん゛ん゛ーっ! んぐぅん゛っ!」
一気に最強状態にされたローター。
その刺激に、里奈の体がビクビクと跳ねる。
「ん゛んっ! ん゛っ!」
首を左右に振って耐えられないことを伝える。
濡らして反省してないと言われたからには、達することなど言語道断。
にもかかわらずローターは振動を弱めることはなく、その仕打ちに里奈の被虐心が反応してしまう。
「寂しいのか?」
首を振り続ける里奈に対し、彼はバイブのスイッチを入れて口の寂しさを補ってやった。
「んっ……んぐぐぅっ!」
口内で扇動を始めたそれを落とさないように唇を結う里奈。
外に出た柄の部分が小さな円を空に描き出す。
「しっかりしゃぶれよ?」
「んぐんっ! ん゛ん゛っ!」
口内の状態などわかるはずもないのに、彼女は従順に舌を絡めた。
悠の存在が絶対なのだ。
それに、苦しいはずなのに気持ちがいい。
里奈ほどのテクニシャンが、無意識に膣を収縮させる。
自制が利いていないのは明白だ。
それほど彼の命令は体に悦をもたらすのである。