花嫁サークル!! 114
やがて濃厚な接吻が始まり、舌が絡まり合う。
太腿の二人は脇腹からキスを浴びせ、それは乳首に及んだ。
背中の夕貴と紗耶も頬を離して舌を這わせ始める。
上半身に集中する口舌奉仕とは違って、イチモツの結衣と花音は未だに頬擦りを繰り返していた。
風呂上がりの為に全員が髪を下ろしていて、一人一人が普段とは違った雰囲気を醸し出し、それが視覚的にもプラスになっているようだ。
結衣と花音の頬は先走り液に輝き始め、頬擦りに滑らかさが加わる。
ドリンクも手伝って、16発以上出したはずのモノはまた頭を持ち上げ始めた。
その状態になって、ようやく彼女たちも舌を伸ばした。
食事中と同じく、達せない程度の刺激で奉仕を施す。
「んんっ……はぁぁ……」
「ふんんっ……んっ……」
悠の体には熱の籠った吐息と唾液が絡まり合い、心地好い感触が血流を活性化させていった。
彼の手も悪戯を始め、美鈴のスカートの中へ入ったり、夏希の乳頭を摘まみ上げたりしながら、身を捩る彼女らの反応を耳で愉しんだ。
そんな最中、ドアのノックと共にルナが現れる。
「悠様、準備が整いました」
「準備?」
悠の疑問に微笑で答えたルナは、A班と一緒に彼を階下へ誘う。
1階は綺麗に片付いていて、敷布団とタオルケットが敷き詰められていた。
17人も寝られるベッドがあるはずもなく、ここで雑魚寝するようだ。
だが、就寝前にはお楽しみが待っているのである。
そこでスタンバイしていたB班もまた、様々な格好をしていた。
美穂と志穂はスクール水着。
おそらく中学生の頃のものだろう。
サイズが少し小さく思える。
小春と千秋はそれぞれ牛と兎と化し、愛とまどかはテニスウェアを着ていた。
純華は桜女の夏服を身に纏っている。
しかし、皆の頭にはやはりヘッドドレスが乗っていた。
「私たちからのプレゼント、一杯御堪能してください」
メイド服の夕貴とルナがニコリと笑う。
丈を短くしたスカートに、夕貴はオーバーニーソックス、ルナは黒いストッキングである。
「中に一杯出してくださいね」
ルナが話を進めるなかで、夕貴は他のメンバーの手を後ろ手に縛り上げていく。
「しかし、悠様はお優しいので誰に出すか選べないかもしれません。ですので……」
ルナは棒の入った筒を指差し、
「あれを引いてください。選ばれた者が喜んで受け止めますので」
そう付け加えたルナの手も、後ろ手にタオルで戒められた。
「全員に出していただければ一番なんですけどね」
それは現実的に考えて無理だろう。
「悠様、お願いします……」
タオルを渡した夕貴は後ろを向き、手を差し出した。
「……何で縛るの?」
「その方が、悠様も興奮するでしょ?」
図星だった彼は、何も返せないまま夕貴を縛り上げた。