花嫁サークル!! 11
クルリと向き直った美鈴はエプロンを取って綺麗に畳んだ。
「悠様……」
切羽詰まったような顔で、悠を見つめる美鈴。
ゴクリと唾を呑み込んだのは悠の方だった。
「な、なに?」
「私……魅力ないですか?」
真っ赤なスカーフがシュルリと音を立てる。
胸元からハラリと舞い落ちたスカーフをそのままに、美鈴はボタンを一つ一つ外していく。
「そ、そんなことないよ」
彼はまた生唾を呑んだ。
だが、直ぐに大事なことを思い出す。
美鈴が処女であるということに。
「ちょっ、ちょっと……」
彼は慌てて立ち上がると、美鈴の手を掴んだ。
「美鈴ちゃん、初めて……だよね?」
「はい……?」
「よぉく考えてみて。サークルか何か知らないけど、そんなことで初体験なんて普通に考えたらおかしいだろ??」
「…………」
「な? 冷静になって……」
俯いたままの美鈴は、微かに肩を震わせていた。
「私は……」
絞り出すというのがピッタリなほど、彼女は小さな声で言葉を紡ぎ出す。
「私は、悠様が初めてなら後悔しませんっ。
仮に……努力が実らなくても……」
美鈴は悠の目を見つめて言った。
「抱いてください」
と。
小さな体から滲み出る決意は、悠の魂に届くほど重くのし掛かった。
外はすっかり暗くなっている。
カーテンの隙間から射し込む街灯の光が、暗い部屋の中に一筋の線を築いていた。
ベッドには下着姿の美鈴が横たわり、彼女に覆い被さるように悠が重なっている。
濃厚で情熱的な口づけから、二人の吐息が洩れ出ていた。
「外すよ」
美鈴がコクリと頷くのを確認して、悠はホックを外した。
小振りな乳房が姿を現し、そこに彼は顔を埋める。
「あんっ……んっ……」
生暖かい舌が這い回り、彼女は体を捩らせた。
可愛らしい先端は舌先の攻撃にゆっくり頭を持ち上げる。
悠の手がパンツの上からワレメをなぞり、既に溢れ出ている愛液が、生地に吸い込まれた。
仰向けになった悠の顔に、美鈴は跨がった。
互いに下着を取っていて、それぞれの性器が眼前に迫っている。
悠は躊躇うことなく舌を伸ばした。
「はんっ! あぁっ!」
腰をビクンと弾ませながら、美鈴が喘ぎを上げる。
陰核を舌先でつつかれたのだった。
しかし、感じてばかりもいられない。
彼女は小さな舌を大胆に這わせた。
円筒形のモノを下から上に舐め上げ、それが全体に及ぶと、今度は口内に導く。
やはり半分も入らないが、それでも美鈴は一心不乱に口腔奉仕を繰り返した。
「んむっ! んぐぅっ!」
悠の責めに過敏に反応しながら、それでも噛まないように気を付けつつ、口をすぼめて離さない。