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日常から非日常へ
官能リレー小説 - 戦争

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日常から非日常へ 3

「貴女も早く選んでね。そこの牡に犯されないうちに」
しかも半端じゃない男嫌いのよう。内心ムカついたけど、彼女の睨み返しに玉砕。危うく失禁しそうだった。
「慎重に選んでね。この小さいのから始めた方が良いわ」
友達をほっといて、彼女は色々と薦めた。
「詳しいんですね…」
俺の連れの女の子(まだ名前訊いてなかったな)は驚きを隠せなくて訊いている。
「サバイバルゲームの経験者よ。半端者だけど」
それでも、素人の俺らにはプロも同然だ。



結局、彼女の薦めで武器を手にして、軽くレクチャーも受けた。
「最後にこれだけは言っておくわ」
サバゲー少女は真剣な目で告げた。
「もし、敵に犯されそうになったら、何も考えずに自殺した方が良いわ。女としての苦しみを味わうよりかずっとマシよ。何より、連中の遊び相手に貴女は相応しくないから、付き合う必要も義理もない」
そうして、女の子を優しく抱いて
「GOOD LUCK《無事を祈るわ》」
額にキスして離れた。
「しっかり護りなさいよ」
俺にもそんな台詞を残して、二人は去って行った。


一方外では…
日・米・英・仏・独・豪などの連合軍が組織され、戦争を繰り広げていた。
連合軍はまず補給路を断ち、そして本隊を潰しに行った。
この時に平壌やソウルなどの都市が空爆に遭い多くの民間人が亡くなっている。
後で新聞で読んだことだが、この戦争はわずか3ヶ月で連合軍の勝利に終わるが、民間人の死者は日本人だけでも4000万人にのぼる。
韓国・北朝鮮人に至っては3000万人前後にのぼるらしい。 
これは実に人口の4割以上に達する。
だが死者数が分かっている国はまだましで、中国では何人の人が亡くなったのかアバウトな数字さえ分からない。元々自国の人口すら政府が把握できていない国だから無理のないことではあるが。
既に命令系統が寸断されていた戦場の韓国軍らの兵士はこの母国の悲劇を知り、この怒りを日本人に向けていたのだ。

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