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闘技場に呼ばれた少年達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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闘技場に呼ばれた少年達 2

部屋の中は少し大きめの二人用のベットと机とタンスと本棚が置いてあった。
「お前ら、暇なときはそこのベットで好きなだけセックスしていいぞ。風呂や食事の時間になったら係りの女が呼びに来る。」
「エミリア姉ちゃん、セックスって何?」
「あ、あとで教えてあげるわよ!」
エミリア姉ちゃんのかわいい顔が真っ赤になってる。でも、子供の僕はセックスの意味をよく知らなかった。
よくわからないまま外に出た。何かが戦っているような音がした。
恐る恐る声がする闘技場の方を見ると、裸の闘士らしいのが何かを取り囲んでいた。
男達の後ろ姿に隠されてよく見えないのだが、それは取り囲む彼等とどうにか互角には戦えているようだった。
闘士達は剣と盾で武装していたが、それは木材で出来ているようだ。
相手の方は全く見えないが、死傷者が出ている様子がないので恐らくは殺傷能力のある物を持ってはないのだろう。
「姿が見えなくなる程の大人数で取り囲むなんて…」
シェブデンは恐ろしくなってきた。
「あれは戦っているんだ。」
僕たちの近くにいた男が話し始めた。
「なんで、戦ってるんですか?」
エミリア姉ちゃんが男に聞いた。
「じきにわかる。上のほうの席に座ってみてみるがいい。」
男は階段を歩き始めて、僕たちは男の後についていく。
彼等が戦っていたのはミノタウロスらしい大男だった。もしかしたら牛の頭は仮面なのかもしれないが…。
そのミノタウロスは何の武器も手にしていなかった。それでもどうにか対等に戦えてはいる。
しかしそれもすぐに限界が見えてきた。ダメージが蓄積していき、動きが鈍くなっていく。
「いくらなんでもこれでは一方的だよ…」

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