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ナジン伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ナジン伝 6


そして砦での生活が始まった。瓦礫を片付け、岩山の麓の森から木を切り出して来て簡単な掘っ建て小屋を建てた。そして一週間も経った頃には砦の中に一つの“町”が完成していた。町はサフィーア王妃とエリシア姫の住居を中心に、その周囲をぐるりと取り囲むように侍女達の小屋が建ち並び、更にその周りに女衛兵達の小屋、そして最周縁部に妊婦達の住む小屋…というように多重円状に区分けされていた。ナジンとメノリ、そしてミレイユとミリアは四人で一つの小屋に暮らした。小屋の内側に壁は無く、ナジンとメノリの寝所だけが簡単な布で仕切られていた。

ナジンはほぼ毎晩メノリを犯した。メノリによって女の味を知った彼は、性交の快感にハマってしまったようだ。ナジンは毎晩メノリのマ○コに挿入するなり一心不乱に腰を振り、数回射精するまでチ○ポを抜かなかった。メノリは性技も何も無くただただ勢いに任せて乱暴に腰を振るだけのナジンの拙い性交に感じ、最初は隣で寝ているミレイユとミリアに悟られぬようにと声を押し殺しているのだが、いつも最後にはミレイユとミリアはおろか隣近所の小屋にまで響き渡るような大きな喘ぎ声を上げて悶えた。ミレイユとミリアをはじめ近所の妊婦達は毎晩のように響き渡るメノリの嬌声を聞きながら自慰に耽った。

しかし、こんな現状に妊婦達が耐えられるだろうか。いや、無理だった。ただでさえ妊娠して性欲が強くなっている所に加え、毎晩毎晩メノリの喘ぎ声を聞かされる妊婦達は欲求不満が溜まっていった。

そしてある日の事、ナジンは数人の妊婦達と共に森に木の実を取りに来ていた。そこで“事件”は起こった。
「ナジン!」
「何?リーナ姉ちゃん」
その少女はリーナと言った。10歳のナジンより四つ年上の14歳。彼女は面倒見の良い性格で、ナジンは彼女の事を実の姉のように慕っていた。
「私が服の裾を広げてるから木を揺すって木の実を落としてちょうだい」
そう言うとリーナはボロ布のような衣の裾を持ち上げて広げた。
「あ…」
ナジンは思わず目を見張った。白い太ももが露わになり、その付け根にはうっすらと陰毛が茂っているのが見えた。メノリのような剛毛ではない。
「なに見てんのよ、ナジンのスケベ!」
「ス…スケベじゃないよ!見てもいない!」
「ナジンはスケベよ。毎晩毎晩あのメノリって女の人とエッチしてるんでしょ。みんな知ってるんだからね」
「う…」
ナジンは返す言葉も無い。薄々気付いてはいたが、やはり皆には筒抜けだったのだ。
「ほらほら!ボーっとしてないで、早く早く〜!」
リーナは衣をバサバサさせて、わざと自分の太ももや性器をナジンに見せ付けるように催促した。
「わ…分かったよ!」
ナジンは木を揺すり始めた。ボトボトと木の実が落ちて来る。それをスカートでキャッチするリーナ。
「ナジンはスケベだから今も私のオマ○コ見てスケベな事考えてるんでしょ〜?」
「か…考えてないよ!」
「うふふ…嘘よ。だってチ○ポ立ってるじゃない」
「あ…」
ナジンのチ○ポは本人も気付かない内にビンビンに勃起していた。立ち尽くすナジン。リーナは木の蔓で編んだ籠に木の実を入れるとナジンに近寄り、囁くように言った。
「ねぇナジン、ここでしない?」
「え!?す…するって…何を?」
「ナジンが毎晩メノリって人としてる事!」
「えぇ!?で…でも…」
性知識に乏しいナジンも、毎晩のあの行為が夫婦の交わりである事は分かっていた。ならば、ここでリーナと交わる事はメノリに対する裏切りではないだろうか…。
「何?もしかしてあの人に操でも立ててるの?そんなの気にしなくていいのよ。言わなきゃバレないんだから。それにホラ!体は正直…」
そう言うとリーナはナジンの股間の前にしゃがみ込むと、ズボンの中からチ○ポを取り出してしゃぶりついた。
「う…うわ!リーナ姉ちゃん!?」
ナジンは驚いた。まさかチ○ポを口に入れるなんて…メノリはこんな事はしない。彼女は普通に愛情を込めてナジンを抱いてくれる。だが、リーナの行為には愛情だけではない何かが感じて取れた。それは“情欲”とでも言うべき物だった。

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