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媚薬体質!?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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媚薬体質!? 4



その夜、野党どもと対峙している俺。
つか、開始早々に交渉は決裂、ボス以外は痺れ薬の効果で倒れている。
しかし、ボスが「疾風」の名で売り出し中のエリカ・ステイタルだったのだ。
絶賛売り出し中の女盗賊だ。正直、辛い。大降りの薙刀は不利だ。しかし、針も速すぎて当たらない。
「意外に動けるじゃない。ウチの子分らを仕留めるなら素質十分よ。」
俺の針の投擲を、鼻唄混じりにかわして置いて、余裕がありやがる。
ダガーを回しながら、余裕を見せている。
「疾風のエリカ・ステイタルが相手だとは思わなかった。割に合わないなぁ」
あんなはした金では、足止めだって辞退したい。それほどの実力者だ。
「本当…割に合わない……」
そして俺は全身の力を抜いた。
「?…いったい何の……」
そう言うと突然エリカが倒れた。
「な…あ…あぁ……」
「いくらアンタが速くても、この一帯全て俺の媚薬で覆えば逃れられないだろ?」
今使ったのは゛弛緩゛タイプの媚薬だ。
即効性が強く、足止めには最適。今回のは俺の身体から離れ、一定時間がたつと効果が消えるから影響は残らない。
「しかし…疾風が野菜泥棒とはな……」縄で縛り上げたので、明日にでも自警団に引き渡すつもりだ。
しかし待てよ?

──翌日
俺はエリカと共に紫竜討伐の準備をしている。
早朝、部下達を自警団に引き渡した俺は、エリカに対して提案(脅迫)を行った。

──部下の保釈金を払う代わりに俺を手伝え。それが嫌ならお前も突き出す。──

結果、彼女は快く(たくさんの罵声を浴びせながら)俺の提案を受け入れてくれた。

さて…これで紫角竜のスピードが相手でも゛疾風゛の名を持つ彼女に囮を任せれば、かなり有利に戦えるだろう。もちろん彼女だけ危険にはさらさない、接近しての角の回収は俺が引き受けるつもりだ。


そして旅支度を整えると、嫌々なエリカを連れ目的地へと旅だった。

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