PiPi's World 投稿小説

近所のお姉さん
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 4
 6
の最後へ

近所のお姉さん 6



「あ!!京子お姉ちゃんお帰りなさい!!」
「ただ今裕也くん」
京子は大学の授業が終わり、帰宅する途中で、裕也と出会った。
「裕也くんも今帰るところ?」
「うん!!」
裕也は元気イッパイに応える。その姿を見ているだけで、京子は暗くなっていた自分の気持ちが、パッと明るくなったのを感じた。
(ああヤッパリ私裕也くんの事が大好きなんだわ・・・)
京子の心が裕也への愛を自覚し、喜びに震えていると、裕也は甘えるように京子に擦り寄って来た。
「ねえ京子お姉ちゃん!!知ってる?今日神社でお祭りが有るんだって!!一緒に行かない?」
裕也の突然の言葉に京子は、少しだけ戸惑いの表情を浮かべる。
「え!!・・・でも、裕也くんお友達やご両親と一緒に行った方が良いんじゃないの?」
「ヤダよ!!僕京子お姉ちゃんと一緒に行きたいんだ!!ママも京子お姉ちゃんが良いって言ったら、お祭り行っていいって言ってたし!!・・・ねえねえ良いでしょう?行こうよ」
「仕方ないわね・・・分かったわ一緒にお祭り行きましょう」
京子はいかにも仕方が無いなという感じで、同意したが、内心では喝采を上げていた。
(嬉しい!!裕也くんと二人でお祭りに行けるなんて・・・浴衣持って来ておいて良かった!!)
「わ〜い!!やった〜!!」
「じゃあ裕也くん!!ご両親に許可をもらったら、着替えてお祭りに行きましょう」
「うん!!ありがとう京子お姉ちゃん!!」
「はいどういたしまして!!」
二人は見つめ合うと楽しそうに笑いあった。

※※※

その日の夕方、京子は浴衣に着替え、裕也と2人でお祭りに出かけた。
そして、お祭りがある神社へ到着した。
「ねぇ、裕也くん。お姉ちゃんが綿飴買ってあげようか?」
「わ〜い!!やった〜!!」
無邪気に喜ぶ裕也の姿を見て、京子は幸せそうだった。
すると、そこへ…
「あら?京子も来てたの?」
その声は浴衣姿の景子だった。
どうやら、恋人とお祭りに来たようだ。
「え・・・ええまあ・・・景子こそ先輩とデート?相変わらずラブラブね」
京子は内心愛しい裕也との時間を邪魔されて不満だったが、そんな事は億尾にも出さずに景子と彼女の恋人に向き直る。
「ふふふ・・・貴女はそこの坊やと来てるの?貴女が子供好きで、面倒見が良いのは知ってるけど、そんなんじゃ恋人が出来ないわよ?なんなら私が誰か紹介して上げましょうか?」
景子はからかう様に言うと、恋人の腕に絡みつく。
「大きなお世話よ!!」
京子も友人の言葉に冗談めかして応える。
「ダメだよお姉さん!!京子お姉ちゃんの恋人は、僕なんだから!!」
そう言うと裕也は京子に抱きつく。
(え!!裕也くん今私の事恋人って言ってくれたの?・・・嬉しい!!)
京子の心は裕也の言葉に喜びの声を上げる。
「ハハハハハ!!そうなの?ごめんね坊や・・・お姉さんが悪かったわ。じゃあ京子の友達としてお願いするわ。彼女の事お願いね!!・・・お姉さんとの約束よ!!」
景子は少年の言葉を冗談か、幼い頃によくある。年長者への憧れと受け取った様だ。
「うん!!京子お姉ちゃんは僕が守る!!約束するよ!!」
「フフフ・・・頼もしいナイトね・・・じゃあ二人のデートをお邪魔するのもなんだからここで別れましょう。じゃあね坊や!」
「うん!!バイバイお姉さん!!」
そう言うと景子は恋人と共に去って行き。スグに人波に飲まれ見えなく成る。

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す