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37歳で冒険者になった私
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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37歳で冒険者になった私 9

「有り金全部だよ、坊や!」
その女性は長身を活かしてリオンとの間合いを瞬時に詰め、
彼の喉元に小振りのパンチダガーの切っ先を突きつける。
「アンナママ…」
「やっぱり所詮はガキだねぇ。ママだって。だったら、もっと大きな呼んでみな!
どうせ今頃、男の腹の上で萎びた乳揺らして跳ねてるだろうよ」
彼女はリオンが優秀な魔術師であることも知らないし、ギルドと折り合いが悪くなったのが
きっかけで地元から逃れて流れてきた新たな街で食うに困っての犯行だった。
空腹や焦りが心の余裕を失わせ、万が一少年を死なせても小柄なのでドブ川に捨てればいいという思いが頭をよぎる。
「その子から離れなさい!」
「アンナママ!」
呪文も唱えることもできず強盗に屈することになるかと思った瞬間、
聞き慣れた声が犯人を威嚇する。
アンナは剣の切っ先を犯人に突きつけていた。
「驚いた、ホントにママが助けに来たのね」
「貴方、女…」
「だったら、許してくれる?」
「その子に許可無く指一本でも触れたら、命はないわよ」
「これでも男と肌を合わせる仕事もしてたの」
「この剣はアダマンマイトでできてるのよ、首くらい楽に切れるわ。試してみる?」
アンナが会得した剣術は豊満な乳房があっても自在に剣を操れるように工夫されたもので、
足さばきと膝の動きや腰のひねりに重点が置かれており、
路地では不利だったが今のアンナは脅しと本気の間で不安定に揺れていて
怒りに滾った全身の筋肉は既に温まっていた。
「分かったわ、降参する。せっかく逃げ延びたんだから、命は惜しいわ。好きにして」
「リオンくん、そいつから武器を取り上げてこっちに」
初めて頼もしく感じたアンナの声でリオンは我に返り、相手から刃物を取り上げてアンナのもとに駆ける。

「この街の母親は強いわね。そんな大きな剣を持って息子を助けに来るなんて」
女は観念した様子でフードをどけてから振り向く。
「私は冒険者よ!リオンくんは大事な仲間なの。すごい魔法が使えるんだから!
あんたなんかネズミやヒキガエルにできるのよ」
アンナは彼女が自分より若くて豊満なので、怒気を増す。
「あんたじゃやないわ、シーマって名前があるの。ネズミやヒキガエルは嫌ね。
もう娼婦や盗賊をやってきたから」
「強盗もでしょ?」
「お金が欲しかったのよ。仕事もないし」
シーマはアンナには遠慮する様子はない。
「シーマさん、僕の下で冒険者にならない?」
「ちょっと、リオンくん!殺されかけたのよ」
「これからは、心を入れ替えるわ!子供がいるの!」
「許してあげようよ。僕は無事だし、僕をここまで追い詰めたってことはきっと優秀だよ」
「リオンくんがそこまで言うんなら…」
「これからは、坊やがあたしの親分だよ。この身を捧げる覚悟だから」
リオンは嘘の可能性もあるのに、シーマが経産婦であると臭わせた途端、
是が非でも彼女を側に置きたくなったのでアンナを説得し、
なんとか同意を取り付ける。
シーマは芝居がかった態度で、リオンに従うと約束した。
「シーマさん、よろしくね。それと僕は坊やではなくリオンです!」
「そうだったな解ったよ…リオン」
「はい、シーマさん!(よくみるとシーマさんって美人なだけでなく凄くいやらしい身体してるなぁ♪〜)」
リオンは仲間にしたシーマを見ると彼女のいやらしさが溢れる容姿と肢体の魅力に気付き興奮する。
整った顔立ちや野生の肉食獣の如き鋭いぱっちりとした眼や闇夜のように深い漆黒の黒色の肌。
そして、肉体の方は筋肉質で良く引き締まっていたけど。
胸や尻など女として膨らむべき所には良く肉が付いて膨らんでいる。
ショートよりも長く無造作に縛ってる漆黒色で癖のある巻き毛は彼女のワイルドさと男勝りな気性を引き立っていた。

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