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37歳で冒険者になった私
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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37歳で冒険者になった私 24

アンナ達がそんな事を言っている頃、アートゥロ達が島に上陸していた。彼等は金で雇われたならず者だった。
ならず者の集団のボスであるアートゥロは元は名のある傭兵だったが、戦友を失ったことで落ちぶれてしまった男だった。アートゥロには手下をかき集めてくるだけの力はあれど、統率する力は皆無だった。
そして金に目が眩んだ手下達はアートゥロに言われるがまま船に乗り込み、島に上陸するなり金目の物を探すべく方々に散って行った。
砂浜にはボートやヨットの残骸がいくつも流れ着いていて、明らかに異様な雰囲気がある。アートゥロは島全体に漂う異様さに気が付き始めていた。
しかし、彼も金に目が眩んだ男である。アートゥロは一抹の不安を覚えつつも、手下と同じく島の中を散策する事にした。
「しっかし、なんつーか妙な島だな。こんな壊れた島を地図に残すヤツなんざ、よっぽどの物好きだな」
アートゥロが独り言を呟きながら、草木を掻き分け進んで行く。波打ち際から少し離れた森の中には、苔生した建物の残骸や、錆びた鉄屑が転がっている。
アートゥロが立ち止まった。彼の目の前には、大きな鉄の残骸が転がっていた。
「何だよこりゃあ」
アートゥロがその鉄の塊に近付いたその時、けたたましい警報音が周囲に鳴り響いた。
「うぉ!?」
思わず飛び退いたアートゥロの目の前で、鉄の塊が突然に動き出した。
「何だコイツは!?」


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