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もうじき
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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もうじき 15

「んんっ、もぅ……」
手から鍵を落としてしまった。
麗香が鍵を拾うために前かがみになると、自然に男に尻を突き出したような姿勢になってしまう。
男はその尻を撫で続けた。
彼女が身を起こすと、背後から腕でつつみ込むように抱きついてきた。
麗香はそのままじっと男の腕の中で鍵を握ったまま目を閉じて立っていた。
麗香の尻のあたりには、男の勃起したものが当たっているのがわかった。
部屋に入ると麗香は男にねだった。
「浴衣を脱がせて」
男の手が浴衣の帯をほどき、胸元を開いてするりと浴衣を肩から床に落とした。
「浴衣の下は裸だったのか……」
麗香がにっこりと笑うと、脱いだ浴衣を寝室のクローゼットにしまうために拾い上げた。
「また汗かいちゃった。ねぇ、一緒にシャワー浴びようよ」
そう言われて、麗香から誘うようなことを言うのはめずらしく、男も「そうするか」と下着一枚になり、着ていたシャツなどを洗濯機に放り込んだ。麗香が先に浴室でシャワーを浴びている。
ガラス越しに麗香の姿を見て、肌が雪のように色白で男は麗香の色気にどきっとした。
「今日は私が洗ってあげる」
ボディーソープをスポンジにつけて泡立てると男の上半身を痛くないか聞きながら、磨くように洗った。
「ここは自分で……」
「洗わせてくれる?」
男がおとなしく浴槽のへりに腰を下ろした。
麗香もしゃがんで男の脚から洗う。
「ちょっと、くずぐったいのは我慢してね」
風呂イスに麗香は腰を下ろし、男の脚を太腿に乗せて片足ずつ洗う。男が麗香の脚を洗うのと同じようにする。
男は以前にソープ嬢に洗ってもらったやりかたをおぼえていて、麗香を洗うときはそのやりかたで洗う。
洗い終わった男の内股を麗香が目を細めて微笑すると軽く指先で撫でる。
びくっと男が小さく身を震わせて反応する。
風呂イスの向きをかえて男の両脚の間に置いて座ると、麗香がスポンジではなく手にボディーソープを出して男に手のひらを見せた。
「精液みたいじゃない?」
麗香は男の勃起した陰茎や玉袋にボディーソープを塗りたくるように手洗いした。
玉袋の裏に指先を入れ、尻たぶのわれ目の間も洗う。麗香は陰茎の先端に手のひらをかぶせるようにして、くりくりと転がすように洗った。
「うぅ、そんなにしたら……」
「はい、おしまい」
麗香は男が射精してしまわないように、ほどほどでシャワーのお湯で泡を流した。普段は弄らせてもらえない股間を弄らせてもらったので、調子に乗って射精させたい気もしたが我慢した。
立ち上がった男が麗香に泡がついて残っていると、シャワーで髪からお湯をかけていく。
「ひゃあぁぁっ、だめぇ!」
淡い恥毛に、恥丘に、われ目とクリトリスに、押し当てられたシャワーヘッドからのお湯がかけられ、水流の勢いの刺激が快感を走らせた。
男の手の上から麗香の手が重ねられて身悶えしているが男はそのまま押し当て続けた。
「はぅん、あぁっ、はぁんっ」
麗香がびくっびくっと小刻みに身を震わせて、しゃがみこんでしまうと男はあわてて、シャワーのお湯を止めた。
これからはシャワーを浴びるたびに、男が興奮して勃起しながらシャワーヘッドを押し当てたのを思い出すだろうと麗香は思った。
なにげないことが、男によって快感の記憶をあたえられることで麗香を欲情させる。
バスタオルで優しい手つきで麗香の体を拭いてから、その湿ったタオルで男は体を拭いた。
「乾いてるのをもう一枚使えばいいのに」
「きみを拭いたタオルはいい匂いがするんだ」
男はそう言って笑う。
麗香は恥ずかしくなり、先に上がると急いで下着をつけてパジャマがわりの部屋着に着替えた。
男もあとから上がってきて、着替えると煙草をくわえるので「髪を乾かしてから喫えばいいのに」とドライヤー片手に麗香が言った。
「俺、髪、けっこうのびたな……」
「明日、私が切ってあげようか?」
「丸がりは嫌だよ」
「じゃあどれぐらいにする?」
男はライターをテーブルに置いて言った。
「きみと初めて会った頃ぐらいがいいな」
麗香は前髪や毛先は自分で整えて髪をのばしている。腰近くまでのびた黒髪を男が撫でる。
麗香は髪を本当は少し染めて明るい色にしたかったが、男が黒髪と白い肌がすごくいいと言うのでそのまま染めずに黒髪のままにしていた。
男に髪を撫でられているだけなのにくすぐったいような気がする。

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