花嫁サークル!! 212
奥に届く度に快感が広がり、飛沫が上がる。
全身の痙攣は治まらず、花音が知っているオルガズムの限界を遥かに飛び越えた。
「あぐぅぅぅっ! 壊れる! こわえうぅ!」
イきっぱなしになりながらも快楽は容赦なく押し寄せる。
花音の全ては悠が握っていた。
イクのもイけないのもイき続けるのも、悠の快楽が支配しているのだ。
うねりながら締め付けてくる壺肉にイチモツが跳ね上がる。
突き上げる度に花音が達し、面白いようにバウンドを繰り返している。
彼女の快楽は玉袋を伝い、悠の脚にもその軌跡を残していた。
「は……くっ!」
「らめっ! らめぇぇっ! あえぇぇんっ!」
子宮を打ち付ける飛沫。
その勢いがもたらす快感に、花音の目が見開かれる。
絶頂の震えは隅々まで行き渡り、歯さえもカチカチと打ち鳴らされていた。
長い長い射精は直ぐに膣から溢れ、潮の水溜まりに溢れ滴る。
手首を離された花音は上半身を崩れさせ、余韻に抗うことなく痙攣を繰り返していた。
揺れる、ゆるふわの巻き髪。
艶のある栗色のその髪が悠の腿をくすぐる。
肌触りの柔らかいその髪の持ち主は、仁王立ちの悠の前に平伏し、股下に顔を寄せている。
不気味に垂れ下がった玉の一つに優しく吸い付き、はむはむと唇を震わせていた。
上も下も小さい口をしているがために、彼女の行動はお嬢様には不相応な頬張るという表現が一番似つかわしいものだった。
その隣では生徒会長という立場の人間が、やはり一つの玉を夢中で舐めていた。
舌の腹に乗せ、何度もペロペロ舐め上げている。
時折カチャカチャと音を立てているのは、純華の手にあしらわれた冷たい光を放つ手錠だ。
彼女は身体の前に寄せられた手を床に突き、前のめりになって玉袋に縋りついている。
全く同じ姿勢をとる花音の手首にはタオルが巻き付いていた。
彼女の持つ悠を興奮させるためのアイテムは、会計から割り当てられた必要経費で購入できる安価な手錠などではない。
男の性欲を掻き立てる為に生産されている、卑猥な赤いブルマだ。
それに身を包んだ花音は、相変わらずもう一つの玉を執拗に追いかけ回している。
二人が種袋一つに必死に食らいついているのには訳があった。
「んむ……んふ……」
口いっぱいに玉一つを頬張る純華。
口内を圧迫されているがために、そこから漏れるべき艶息は整った鼻孔から抜け、男根の根元に生温かさを感じさせる。
「はっ……はふぅん……」
舌の全体で玉一つを舐め回す花音。
だらしなく開いた口からは小さな嬌声を含ませた吐息が溢れ出し、唾液にまみれた玉袋をくすぐっている。
二人が嬉々としてこうしているのは、肉棒への奉仕許可をもらうためだ。