花嫁サークル!! 2
「悠様に関するデータが入った、ホームページのコンテンツの一つです!」
「ホームページって……」
「悠様の趣味とか好きなものといった基本項目から、萌えポイントや性癖、シチュエーションまでも網羅していますっ」
愛はにっこりしながらそう述べた。
「いや……え!? それって軽くってかディープにストーカーじゃ……」
悠は、ルナの潤みはじめた瞳を見て言葉尻を濁した。
暫くの沈黙が訪れた後、
「承認……してください」
と、ルナがポツリと呟いた。
「ま、まぁ……さっきいいけどって言ってしまったからなぁ」
「じゃあ……」
「あぁ、いいよ」
手を取り合って喜ぶ二人を前に、えらいことになったと頭を抱える悠。
茜色に染まった教室には、三つの影がぼんやりと伸びていた。
「では、早速」
どちらともなくそう言い、悠の腕を引きながら近くの椅子に座るよう促された。
「え?」
彼がそれに掛けると、二人は股の間に身を置いた。
「ちょ……なんだ? なんだ??」
二人は顔を赤くして彼を見上げている。
「放課後の教室で性奉仕をさせる……」
「悠様理想のシチュエーションの一つですよね……」
二人はつぶらな瞳で彼を見上げながら、ズボンのファスナーを引いた。
「ちょ、マジで!?」
と言っている間に、早くも固くなっているモノが姿を現した。
「「私なら、悠様の願望を叶えてあげられます!」」
声を揃えて言ったかと思うと、二人は我先にと舌を這わせた。
(『好感を得る』って、そういうことか……)
左右に別れた二人は、サオを挟み込むように舌を滑らせる。
「悠様ぁ……」
「気持ちイイですか?」
彼の顔色を窺いながら、舌を這わせ続けるルナと愛。
二人とも可愛らしく、一人二人は好意を持っているであろ人物だ。
ルナは艶のある黒髪で、肩に触れた毛先は軽くウェーブがかかっている。
愛は綺麗なストレート髪を赤茶色に染めていた。
二人とも身長が低めだが、肉付きが良く、胸も大きめである。
その二人が、競うように悠の男根へ舌を絡めているのだ。
「やべっ……」
彼に射精感が沸き起こる。
それを聞き逃さずに肉棒をくわえたのはルナだった。
「あっ」
と愛が残念そうに声を上げた頃には、ルナは口に入りきらない悠のモノを射精へと導くため、首を上下に動かしていた。
「くっ……出るっ」
彼の台詞と一緒に、ルナの口内に白濁が広がった。
「んんっ! んふぅっ」
彼の精液がルナの胃の腑へ落ちていき、やがて、彼女はソレから口を離した。
悠はしばらく惚けた顔をしていたが、ハッと我に返ると、自分の恥部を仕舞い込む。