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オタク女子に囲われました
官能リレー小説 - ハーレム

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オタク女子に囲われました 10


俺の問いに、美奈ちゃんは少しだけ黙って、
「ちょっと…管理人さんと、お話ししたかった、それだけ、です」
「そうか」
少し考えてる間の表情が冴えなかったところを見ると、今日はちょっとうまくいかなかったのか、もしかしたら嫌なことがあったのかもしれない。
俺で大丈夫かわからないけど、美奈ちゃんが元気になってくれれば多少睡眠時間が削られるのも痛くはない。

美奈ちゃんのために、温かいレモンティーを入れ、差し出した。

「ありがとうございます」
美奈ちゃんがレモンティーを一口飲む。

「甘くておいしいです」
「よかった。ところで、何を話したかったのかな」
「えっとですね…」
ティーカップを置いて、少し無言で考えて、美奈ちゃんは口を開いた。

「管理人さんは、私のこと…どう思ってますか?」

「ん……どうって、美奈ちゃんとはまだ出会って日が浅いけど…元気で、可愛くて、とてもいい子だと、俺は思ってる」
「ふふ…ありがとうございます。やっぱり管理人さんは、とってもいい人です。ほっとしました」
微笑む美奈ちゃん。しかし、今の笑顔は、彼女の本心ではない、そんな気がした。

「悩み事でもある?俺が力になれるかはわかんないけどあまり抱えないようにね」
「管理人さん…」

曇り気味の美奈ちゃんの顔が、少し潤んだ瞳ながらも笑顔に変わった。みんなにはいつも笑顔でいて欲しい。それが管理人としての俺の願いだ。

「ありがとうございます。私、これからももっと、頑張ります」
「身体に気を付けてね」
「はい。……ところで、管理人さんは、何か悩みとか…」
「俺?俺は特に何も…」

言いかけたところで、不意に唇に柔らかな感触。
美奈ちゃんの顔が接近していた。

「誰にでも優しい管理人さんは、きっと住人の皆さんと仲良くなれます」
「そう…かな」
「私、管理人さんのこと、好き、です」
「美奈ちゃん…」

美奈ちゃんがこちらに身体を預けてくる。
両腕が首に回り、抱き着いてくるような格好。
豊満な胸が、俺の胸板にも押し当てられる。

「管理人さんのこと、もっと、知りたいです」
「そ、それって」

美奈ちゃんは微笑みながら俺の胸をチョンと押して寝かせようとする。
促されるように床に横になると美奈ちゃんが上になって、俺の足を大きく広げて、その間に入ってくる。

「管理人さんはどのくらい経験、ありますか」
「そ、そこまでは…」
こういうことは正直に言うほうがいいだろうか。
「童貞さんですか」
「……正解でもあり不正解でも、かな……素人童貞だよ」

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