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オタク女子に囲われました
官能リレー小説 - ハーレム

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オタク女子に囲われました 7

控えめながら、笑うとかわいいし声もかわいい。
それに、小柄ながらずいぶんとお胸はいいものを持っていたような。あまりそんな目で見てしまうと警戒されてしまうので、自分の心の中だけで留めておこう。

「さて、残った掃除と、改善すべき点でも…」
俺は部屋に戻って諸々の作業を行った。


お昼は自分で作り、お腹を満たしたところでふと思い出したことがあった。
そういえばあと2人、顔を合わせてない子がいる。
「丁寧にわざわざ来てくれた子もいるけど、こっちから行くべきだよな、普通は」
早速2人の部屋に行ってみる。


「鍵がかかってるな」
202号室、アニメ制作会社勤務の理美ちゃんの部屋はドアに鍵が。昨日も帰りが遅かったのか会えてないし、今日も早くに出て行ったのかな。ああいう現場って過酷らしいし泊りで仕事なのかね。それとも仕事でドッと疲れが溜まって寝てるのかな…合鍵は持ってるけど、詮索するのはやめておこう。

「となると、あと一人」
102号室、ゲーマー?らしい真白ちゃんの部屋だ。

102号室、部屋のドアの前に立つ。
僅かながら、中からズンチャ、ズンチャと賑やかそうな音が漏れ聞こえてくる。
やはりゲームの真っ最中か。

ピンポーン

「新井さーん」
出てこないとは思うがとりあえず声を張り上げて呼んでみる。
いきなり押し入っていくと彼女に悪い印象を持たれかねない。まあ、これが聞こえているかどうかは知らんが。
その後数回、ドアを叩いたりして呼んでみる。案の定、というか彼女は出てこない。

「まったく…」
呆れてしまうが、これもある程度は想定通りだ。
彼女は毎日こんな日常を送っているのだろう。それでメシ食っていけるってのがうらやましいと思うし別の意味では凄い奴だと思う。

「さて………おっと」
ドアノブを捻ると、鍵はかかっておらず開けっ放しだった。
助かった半面、防犯対策をしっかり説明せねばならんな。

「行ってみるか」
鍵が開いていたことだし、いろいろ話したいこともあるので、このまま中に上がることにした。
勝手に入って文句を言われたら素直に謝ろう。

「だけど、真っ暗だな」
一日中部屋の明かりもつけずに過ごしているのか。
奥からにぎやかなサウンドが聞こえてくるけど、それとは対照的だな。

「新井さーん…聞こえる?」
奥の部屋のドアをそっと開ける。

カチャ、そーっ……

恐る恐るドアを開けると、そこに広がっていたのは―大画面に映るド迫力のゲーム画像。
3Dのキャラクターが画面を動き回り、何やら物凄いバトルが繰り広げられていた。
テレビの前ではヘッドホンをしてそのゲームに没頭する黒いパーカーを羽織ったボーイッシュな女の子が。

「えーっと」
足を踏み入れても反応する気配がない。

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