PiPi's World 投稿小説

オタク女子に囲われました
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 4
 6
の最後へ

オタク女子に囲われました 6

お皿とコーヒーカップまで洗って、美奈ちゃんは明るくにこやかな笑顔を振りまいて俺の部屋から去っていく。美人の残り香はやっぱりいいな……それと、あんなにいい子だから、美奈ちゃんはグラビアアイドルとしてももっと人気が出てほしいなぁ。

ちょっと慌ただしい朝が過ぎ、しばらくテレビでも見ながらまったりと過ごす。

「あっ、新しい管理人さん、います??」
「はい、俺ですが」
可愛らしい声。

「あっ、あの、初めまして。103号室の佐久間です…」
扉を開けると小柄な美少女が立っていた。

「あっ、どうも初めまして。新しい管理人になった谷川です」
「よろしくお願いします…よかったぁ」
ぺこりと頭を下げる美少女。

この人が声優をやってるって言う佐久間萌花ちゃん、なのか。
美奈ちゃんや李衣菜ちゃんと比べるとずっと小柄で、中学生か高校生くらいにしか見えないぞ。

と言うか童顔で可愛い。
肌も若いと言うより少女のようだし、実は高校生?と思ってしまう。
しかも見た目通りの可愛い声。
ところで、「よかったぁ」って何が良かったんだろう?
僕のことをもっと怖そうな人だと思っていたのだろうか。
とりあえず安心してもらいたいし、丁重に振る舞う。

「いえいえこちらこそ、叔父に代わりよろしくお願いします」

にこっ、と安心したような笑顔が見えた。
「親戚の方だったんですね」
「似てないとは思いますが」
「新しい管理人さんがいい人でホッとしました」
可愛い笑顔で萌花ちゃんが言う。
叔父さんも物腰は柔らかくてとても良い人なんだがな……見た目で敬遠されていたのか。俺から見てもいつも不機嫌そうな親父なんかよりも好感度は高かったのに。

「ところで、昨日は遅くまで仕事だったの?」
「はい、新しい作品のアフレコで。どうしてもこの時間しか合わないって言う先輩がいて、ちょっと遅めだったんです」
「そうか、大変な世界だね」
「でも、毎回新しい発見があったりして、とても楽しいんですよ」

萌花ちゃんの目はキラキラしている。
今が充実してる証だろう。

「身体に気を付けて、頑張ってね」
「はいっ!」

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す