オタク女子に囲われました 26
「理美ちゃん、いいのか…?」
俺が戸惑いながら独り言のように呟くのを理美ちゃんは聞き逃すことなく、コクンと頷いた。
「実家を出て1人で寂しいの…凄くいい子たちにも会えたけど、たまに、凄く、切なくて、温もりが欲しいなって…」
理美さんは、さっき見ただけでも李衣菜ちゃん達と本音で付き合えているように見えた。おそらく、友情では埋めきれない、家族のぬくもりや、愛する人の温かさ、そういったものに飢えているのかもしれない。
僕とは逆の状況なのかもしれない。僕は叔父さんに代わってここの管理人としてやってきて、仕事を始めてからは、もともと少なかった昔からの友人たちとも、最近はやや疎遠になっていた。たまに男友達同士でバカやったりした高校時代や大学時代が懐かしくなる時もある。
だから、僕は彼女の言葉に自然と体が動き、ベッドの中にそっと入りこんでいた。
「ありがとう…」
「理美ちゃん……」
理美ちゃんが抱き着いてくる。
理美ちゃんの身体の温もりを感じられるのは、こちらとしても嬉しい。
しかし、困ったこともある。
さっきの飲み会で見て感じていた理美ちゃんの意外と肉付きのいいボディが、直に感じられて、余計な部分が元気になってしまいかけている。
それを理美ちゃんに知られたら、不味い。
「ふふっ」
理美ちゃんがちょっと笑った。
「私のこと、女だと、見てくれてるんですね」
「ご、ごめんっ」
「いいですよ。私、嬉しいです」
理美ちゃんは俺と視線を合わせて、ニッコリ微笑んだ。
そしてしなやかな指が、下半身に伸びていく。
もっこりと膨らんだソコを、ゆっくりと弄んでいくような感覚が訪れる。
「凄い、ですね」
理美ちゃんの笑顔に引き込まれていく。ドキドキしてくる。
「ずっと一人で、エッチなこともしてきました…そんな私の身体、あっためてくれませんか…」
理美ちゃんの口から、意外なことを聞いたような…
ドキドキと、戸惑いの気持ちで動揺する俺に対して、理美ちゃんは変わらない笑顔で。
少し瞳がウルウルとしてきたような。
「俺で、いいなら」
「私は、管理人さんと、したいです」
理美ちゃんの顔が近づく。