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オタク女子に囲われました
官能リレー小説 - ハーレム

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オタク女子に囲われました 19

「えーっと。リクエスト通り、レモンティーを持ってきたので、では」

詩織さんの作業机の隅に、そっとレモンティーのグラスを置く。
それだけで部屋を立ち去ろうと思ったのだが。

「ふふ、それだけのつもりだったのかな?」
「ま、まあ」
「あの後大体の構想が出来上がって、もうすぐ仕上がるところなんだ。よかったら見てほしいな」
「いいんですか?」

「貴重な読者の意見が聞けて、出来た物語だからね。それに……ああいうシーンを描いてると、こっちも欲しくなるもんなんだよねぇ…」

えーっと、詩織さん、それってどういう事なんでしょう?

「ふふっ、私から言わせるつもり?」
「いえ、何を…」

「今回の主人公くんとヒロインちゃんのお楽しみシーンは気合い入れて描いたからね。濃厚で激しいの。そんなの描いたら、私も女だもの、わかるよね?」

アルコールが入ってもないのに、目の前の詩織さんは頬をほんのり赤くさせて俺を見て微笑んだ。

……色っぽい

そんな詩織さんを見ているだけでこちらのほうが頭がくらくらしそうな思いだった。

「昨日の夜遅く、美奈ちゃんのアレの声がすっごく気持ちよさそうだったじゃない…」
「えっっ」
「だからって、管理人さんを咎めるつもりはないわ。若い男女が近くに集まって、親しく接する中で、あってもおかしくないことだもの」


「それを、私も、欲しいな、って」

一瞬、時が止まる

「あ、あの、詩織さん、マジで言ってますか?」
「この顔がマジじゃないとでも?」
「い、いええ」

あまりに唐突な言葉に俺の脳内が機能停止しそうだった。

「私だって27だもの、もちろん処女なんかじゃない」
「はあ」
「それでも、最近はご無沙汰」

「ネット上の噂でね、こっちの私生活を読まれてるような書き込みがねぇ……最近性描写がイマイチだって、こっちがご無沙汰なのが読者にバレてるのかなぁ、なんてね」

連載を持ってる売れっ子の漫画家さんだけど、その裏には計り知れないほどの苦労があるんだろうなぁ。
しかし…

「管理人さんの男らしいとこ、見せてほしい。それが今後の主人公の参考にもなるかもしれないから…」
「詩織さ……んんっ!?」

そう言いながらこちらに近づき、俺に抱き着いて唇を奪う詩織さん。
勢いに負けて押し倒された。

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