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ハーレムなんかクソくらえ
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレムなんかクソくらえ 44

思えば、北河遥は女社長の山崎さんに憧れていたレズビアンだった過去がある。
「いろいろ今日は大変だったんですね」
「うん。でも、ごめん」
「ねぇ、目をつぶって」
あれか目を閉じたら平手打ちされるパターンか。
目を閉じる前に北河遥が腕を組んで俺の前に立つ。
目を閉じると、俺の唇に北河遥の唇の感触がそっと重なった。
「おつかれさま。今日は帰ります、また明日」
北河遥の車が駐車場から出て行くのを見送ってから約二時間後、俺の部屋に、女社長の山崎さんが訪問した。
俺は北河遥に話したことをもう一度、女社長の山崎さんに繰り返して話すことになった。
「今日、また君の愛人が一人ふえたのね」
女社長の山崎さんは微笑むと、俺を床に押し倒して俺の唇を奪う。俺とねっとりと舌を絡ませあう。
そのまま山崎さんは俺の肉棒をしごき続けた。
「ふふっ、手が精液でべたべたになっちゃった」
俺の射精した白濁を山崎さんがぺろっと舐めた。
山崎さんはしっかり朝七時に起きて、一度マンションの部屋に帰って着替えてから出勤すると、運転手に迎えに来させて帰った。
俺は朝のニュースを寝そべって見ているうちに、眠くなってきて、また寝た。
俺は昼の十二時すぎに目をさまして出勤した。
出勤してすぐに、朝食と昼食をまとめて一度で食堂で食べていると、北河遥がやってきて隣の席に座った。午後一時すぎ、食堂は昼食ラッシュが終わって利用者が半分以下になる時間だ。
「おはよう、北河さんも今から昼食?」
「ええ、そうですよ。今日は出勤、いつもよりも遅めですね」
「ねぼうした」
「えっ、だめじゃないですか。でも、うちの会社はフレックス制ですから、遅刻はないですもんね」
「午後の仕事の予定は?」
唐揚げをもぐもぐと頬ばりながら北河遥の仕事の予定を聞いているとき、俺の正面の席にすっと着席したのは、人事部だけど英語講師も兼任しているエミリーさんだった。
「お仕事中ですか?」
「おつかれさまです」
北河遥がエミリーさんと笑顔で挨拶を交わす。
「えっと、二人は知り合いなの?」
俺は北河遥とエミリーさんは会社で部署もちがうので、知り合いではないと思いこんでいたのだ。
二人によると、同じプロジェクトのメンバーとして業務上の関連もあり、また北河遥がエミリーさんの英会話の講義を受けているので休憩中に会えば親しく会話をする関係らしい。
二人はおたがいのことを、同じ男に虜になっているとはわかっていないはず。
女社長の山崎さんは、俺の虜になっている女性全員を把握しているけども。

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