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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 96

「いや、いい…こっちから行く」
ラングは応対するメイドにそう言うと、ズカズカと屋敷の中に入っていく。
そして、この屋敷の主が執務に使っている部屋の前に来ると、無遠慮にドアを開けて入った。
「あれっ?…こんな所に来なくても、呼ばれればベッドの中まで行くのに…」
笑顔でそう言ってラングを迎えたのは…この屋敷の主であるエミリアだった。
身重であるが、財務大臣と言う重責の為に仕事は山程ある。
まあ、身重であるから大半は自宅で仕事をする事を許されていたが…

そんな訳で、この屋敷が財務政庁と化していて、多くの役人が詰めている状態なのだ。
「おいおい、もうすぐ生まれるってのに仕事か?」
ラングは身重のエミリアを心配して、わざわざナリィをエミリアに付けた訳なのだが…その母まで使って仕事するエミリアに心配そうに尋ねる。
「だって…うちのグータラ亭主が、書類ほっぽり出してよく逃亡しちゃうからね〜」
屈託ない笑みでそう言い返すエミリアに、ラングは返す言葉が無い。
それを言われると、凄く弱いのだ…

慌ててラングは話題を変える。
「うっ…あっ…こっ、子供達はどうしてる?!…久しぶりに遊びに来たんだ!」
エミリアには、今お腹に居る以外にもラングの子供を産んでいる。
ラングの子供を最初に産んだのもエミリアだし、ラングの子供を一番多く産んでいるのもエミリアだ。
ラングが子作りに拘るのも、エミリアが産んだ子供達との触れ合いが大きく関わっていた。
シーラと共にラングとの性行為の多いエミリアだが、体格、性格共にシーラと正反対な部分が多い。

鍛え上げられ引き締まったシーラの身体と、女性らしくふくよかでムッチリした身体のエミリア…
優しさと意思の強さを持ち合わせたシーラと、母性に溢れおっとりとしてるエミリア…
お互い屈指の爆乳だが、シーラは形良く吊り上がり、エミリアはポチャッと丸い。
世話焼きな姉のようでもあるシーラに対して、子供を産んでいるエミリアの接し形は母達に近い。
そんなエミリアに最初の子供が宿ったのは独立戦争の前で、その事がラングが大人に変わるきっかけを作り、独立戦争へと導く事になった。

初めて得た自分の子供…その余りの可愛さに、ラングは更なる子供を欲しいと思うようになった。
だが、現実としてラングには子供を養う力が無かった。
食べるのもやっとの難民キャンプ生活…大量の家族を養う為に、母達は母乳と身体を売らねばならず…いずれシーラやエミリアも身体を売るぐらいしか道が無いぐらいしか道は無かった。
帝国に媚びへつらえば生きていくのも楽になるが、その為にはやはり家族を奴隷として売らねばならない。
だからラングは母達と相談し、難民キャンプを出る道を選択した。

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