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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 95

「ラング様・・・・・・(ラングご免なさい。私もあなたの妻になってあなたの子は欲しいわ。でも、それ以上にあなたを守りたいの・・・)
わんわん、泣き出すラングをシーラは母親の様に慰める。
彼女も本心ではラングの妻になり彼の子を欲していた。
しかし、それ以上に彼を守りたいのであった。

だがその理由を言ったところでラングは納得しないだろう。
どうすれば彼を納得させられるか・・・。
シーラはラングをあやしながら少々考える。
そしてシーラはある名案を思いつく。
彼女はにっこりと微笑むとラングに語りかける。

「ラング様?それほどまでに私を娶りたいですか?
 私と子供をもうけたいのですか?」
「当たり前だろッ!?ほれた女と幸せな家庭を築いて何が悪いっ」
「でしたら・・・条件を出しましょう。
 首輪をつけたこの私を孕ませることができたなら、私はあなたの妻となります」
「・・・ッ!!そ、それ・・・本当か!?」
「はい。うそ偽りなく♪我らが神の名において誓いましょう」

その言葉にラングは狂喜した。シーラを妊娠させるだけで結婚できる。
ラングはシーラの出した条件がどれだけ厳しいものなのか、何も知らずに喜び続けた。
彼女の出した条件は『首輪をしたシーラを妊娠させること』である。
避妊効果のある首輪をしている以上、ラングと言えどシーラが妊娠する確率は限りなくゼロに近い。
しかし今まで幾度となく仲間たちを妊娠させてきたラングは、そんな簡単なことを見落としてしまっていた。

「よぉしッ!それじゃ、さっそく子作りするぞっ!」
「え、ええっ!?今からでございますか!?」
「ぬははは、安心しろっ。すぐ気持ちよく妊娠させて結婚するぞーっ!!」

ラングは豪快に笑いながらそう言うと、さっそく婚前交渉を開始した。
その交渉の結果がいかなるものだったかは言うまでもない。


…次の日。
城を抜け出し街に出たラングは、とある所に向かっていた。
ラングが城を抜け出すのは珍しくないが、流石に下町まで行く事はシュザクからキツく止められている。
だから彼が歩いているのは、街中でも警護の行き届いた地域である。
ラングはとある屋敷の前にして、手慣れた様子で入っていく。
この屋敷の使用人達も、ラングが頻繁に訪れるのを知ってるらしく、驚く事はなく自然な会釈で迎えた。
「陛下、いらっしゃいませ…ご主人様をお呼びしましょうか?」

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