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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 1

「ついに・・・ついに、やったんだ!」
「ええ、総帥閣下、おめでとうございます。うっうっ・・」
ここはオーディエンス準大陸(大陸に次ぐ巨大島という意味でこう呼ばれる)の総督府があった、キャスカインの街。同時にオーディエンス最初の入植地でもあった。

総帥と呼ばれているのは、青年武将ラングマルシュ。
彼は本国軍をようやく叩き出し、オーディエンス全土を掌握したのだ。
「これで死んでいったみなも、あの世で喜んでいることでしょう・・・!うっううっ・・・」
「泣くのは早いぞ、パームシュフェルト。
 再びこの国の女たちが蹂躙されることのないよう、強固な国を作り上げなければ・・・!
 おまえたちにはこれからも力を貸してもらうぞ!」
「はいっ!総帥閣下のためならこの私、身も魂さえも捧げる所存でありますっ!」

パームシュフェルトと呼ばれた部下は歓喜の涙を流しながら宣言する。
その言葉に青年武将・・・いや総帥ラングマルシュは熱い抱擁を交わすのであった。

オーディエンス準大陸。
この地は豊富な資源を持つことから長らく大陸の支配を受け続けていた。
その資源は食料や鉱物資源ばかりではない。
見目麗しい女たちがほとんどであったことも理由の1つだ。
男より美しい女がうまれやすいこの国は、大陸にとって金のなる木であったのだ。
資源を根こそぎ奪われ、女は奴隷にされる過酷な支配体制。
そんな中、立ち上がったのが青年武将ラングマルシュたち解放軍であった。
彼らの出現に大陸は当然怒り、大規模な戦いが始まった。
その戦いがどれほど壮絶で苛烈を極めるものだったかは、想像に難くない。
苦難の末、彼らは勝利と自由を手に入れたが、失ったものもまた大きい。
この戦いで味方のほとんどが倒れ、解放軍で生き残った男はラングマルシュほか数名だけだった。
ラングマルシュは思う。
大陸はあきらめずにいつかまた襲ってくるだろう。
それまでに国としての体勢を整え、力を蓄えなければならない。
そのためには・・・。
ラングマルシュはいったん身を離すと、パームシュフェルトの襟をつかみ、力任せに左右に引っ張った。

ビリリィ・・・ッ!!

度重なる戦闘でボロボロだった服はたやすく破れ、中からサラシに覆われた女のやわらかい身体があらわになる。

「そ、総統・・・?」

突然のことに顔を赤くしながらもその意味を問うパームシュフェルト。
しかし薄々はわかっているのか、身体を隠すそぶりはない。

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