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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 90

「あの時、シュザクが来てくれたから俺等は一気に大躍進したんだよな。」
「まあ、妾もおんしが短期間でここまでやる男とは思わなかったぞ。
じゃが、お前に節度と言うのを教えなかったのは妾、唯一の失敗じゃった。」
シュザクとの出会いを語るラングにシュザクもラングの凄さを改めて思いだすが、ラングに節度を教えなかった事を後悔していた。
シュザクはラングの人並み外れた武勇と海の如く雄大で広い心には感心していたが、彼の欠点の異常なまでの女好きと調子に乗りやすい性格だけは出会った頃も現在も悩んでいたのは言うまでもない。
「かっかっか〜まあ、シュザク結果オーライで良いじゃんかよ。」
「良くない!!!王となる者は常に重い覚悟と責任を背負わねばならぬ!!!」
「そう言うなよ。シュザク〜じゃあ俺は公務でも始めるぜ、じゃあな〜」
結果オーライと楽観的に笑うラングに呆れたシュザクはラングに王に成る為の責任と覚悟の重要性に付いて説教をしようとした途端公務を口実にラングは休憩室から飛び出し執務室に向かった。
「あっこりゃ!!!うつけ者待たぬか!!!まだ、話は終わっておらん!!」
脱兎の如く逃げ出したラングに怒るシュザク。
「全くあのうつけ者は仕方ないのう。
じゃが、元気になって良かったわい。」

昨晩の暗殺未遂事件で気を落としていたラングを昨晩からラングが気になっていたシュザクだったが、公務に口実の説教から逃げるラングをみて何故かほっとするシュザクであった。

「理由はどうあれラングもやる気になったようじゃ。
さて、我等も戴冠式の準備でも始めよう。
戴冠式は2ヶ月後じゃ時間はないぞぇ。」
シュザクも2ヶ月後に行われるラングの戴冠式の準備に動き始めた。
そして、それから十日後。

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