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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 86

そして、一方ムルド街に潜んでいる暗殺団のアジトでは
「お頭、大変です。」
「何だどうした。」
部下の突然の登場に驚く暗殺団の頭。
「アジトが王都守備隊の奴等に見つかりました。」
「馬鹿な…我等はここに来て未だ日が浅いんだぞ。
 簡単に知られるはずが!!」
 「どうやらトラシルの姉妹がヘマをした様です。」
部下は頭にこのアジトの所在を王都守備隊に知られた事にお頭は突然の驚くだけだった。
そして、副官はトラシルがヘマをした事を話す。
「ちっあの小娘共、先走り追って一旦撤退だ!!」
 


「御意。グハ!!!!!」
「クッ速過ぎる!!!黒騎士や近衛部隊なら解るが、王都守備隊は小物のはず!!!何故だ。」
御意と答えた瞬間に副官は流れ矢を一斉に受け断末魔を上げ絶命した。
お頭は余りの王都守備隊の迅速さに驚くばっかりであった。それもその筈、守備隊は地味で冴えないイメージが強く過小評価されてたのであった。
「王都守備隊が小物だって、ゲスなアサシンの癖に良い度胸だな。」
暗殺団の頭に守備隊をけなされて王都守備隊隊長のデュックはドスの効いた声で威嚇する。

「うっ、貴様は何者だ。
グギャ!!!グハ!!!」
ガチャン!!
デュックに何者かと答えた瞬間、暗殺団の頭は瞬時に両腕と両脚を切り落とされる自決防止の猿轡を口に付けられた。
「知らないのか、俺の名前は王都守備隊隊長デュック・キャロ。
ラング王に仕える忠実な騎士だ。」
「ムグ!!ムゥ!!ムゥ!!」
「お前等、終わったようだな。」
しかし、デュックは頭の言葉を否定するとだるま状態にされたお頭を掴み上げて部屋を出ると暗殺団は全滅状態になった。
「デュック隊長御苦労様です。暗殺団の幹部は大体何とか生け捕りにしておきました。」
そこへ副官のダイクがやってきて状況報告をしに来た。
「おうダイクか、詳細は宮殿で聞く。それと、このダルマは首輪とチェーンで付けて檻に入れてくれ。」
「はっ畏まりました。」


ダイクはデュックの命を受けて暗殺団の頭に鎖の付いた首輪を付いた檻に入れた。
そして、アジトに潜伏していた暗殺団は頭と主な幹部を除いて王都守備部隊は壊滅した。
ここで王都守備隊の説明をしよう。
王都守備部隊は王都キャスカインの防衛と治安司り黒騎士や近衛騎士団の様に華やかな戦歴は無いが、地味ながらも重要な部署である。

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