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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 79

ラングに対する絶対の忠誠心から来た言葉だが…一瞬にして空気が凍った。
その空気に気づいてないのは、ラングとアリッサ…武装メイドやアウローラすら、この空気には流石に気づいていた。
その絶対零度の発生源…シュザクは、にこやかな笑みをラングに向けているが、その目は笑ってない。
「ほほぉ…それは、それは…普段の人徳のお陰じゃなぁ…」
スッと身を寄せて行く感じは、まさにラングに抱かれようとするような動きだったが…

「…と、言うと思ったか、ボケェーッ!!…」
「ほへっ?…ウギョォーッッ!!!」
捻りを加えて拳を頬に叩き込むシュザクに、倒れ無かったのは流石だが、ラングは無防備に拳を喰う。

「痛いよ!!シュザク、ほんのちょっとだったんだよ。おおぉ!!イテェ!!」
「黙れ、妾との約束を破ったお前が悪い仕置きじゃ。」
顔面を撫でて愚痴るラングにシュザクは厳しく断言して首根っこを掴もうとするが・・・
「シュザクさん、それ位で許してあげては〜」
「ユーりア…確かにこれから、戴冠式で忙しくなるし今日はこれで勘弁するかのう…今日はこれで許す。
じゃが、次は無いぞ。」
ラングに更なる折檻をしようとするシュザクにユーりアは戴冠式で忙しくなる事を話止めに入るとシュザクも少し納得するとラングの胸倉を離す。
「ゲッホ、ゲッホ、悪かったよシュザクぅううう・・・」
「全く、おんしは妾がいないと駄目じゃな。
しかし、堅物のアリッサはどうしたんじゃお目付として期待しておったが・・・」
シュザクから胸倉を解放されたゲホゲホ咳をしながら謝るラングにシュザクは呆れる程度だったが、アリッサの変貌の理由をエミリアに帰還後すぐに聞き呆れていた。
「まあ、お目付けは暫くの間は妾やナリィ殿でなんとかなるから良しとしよう。」

「そうそう。シュザクとユーリアが帰ったから一席設けてぱあ〜と行こうぜ。
その為に用意をしてたんだしな。」
ラングの猟色のお目付けを暫く自分とナリィが決めるシュザクにラングは誤魔化そうとシュザクとユーリアをパーティーに誘う。
「まあ、構わんが破目を外すな。
もし、やったらどうなるか・・・解っておるな。」
「シュッシュザク、もちろんだよ・・・・・・・」
シュザクのにこやかながら笑ってない目で絶対零度の言葉言うとさしものラングも大人しく聞くしかなかった。

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