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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 70

「バーン、ママ達はレダとメルを憎くてお仕置きした訳じゃないのよ。バーンを困らせたから懲らしめようとしたのよ。だから泣かないで・・・ママはバーンが泣かれるの弱いのよ・・・」
バーンの涙眼をみてオロオロのエレノア普段はラングでも怒鳴り付けるほどの気性の激しい男勝りの女将軍だが、我が子同然で最愛の男性であるバーンには彼女は殊の外、甘いのである。
「でも、やり過ぎだよ。折角僕が楽しみにしてたお茶なのに台無しだよ。」
大好きなエレノアに宥められても楽しみにしてたお茶会を台無しにされ大喧嘩したエレノア達を未だ許せないバーン。
「バーン、ママ達はバーンの事で一生懸命なのよ。だから怒っちゃ駄目よ。それにお茶会はまた続ければ大丈夫だから、バーンが悲しいとお姉ちゃんも悲しいわよ。」
トリッシュはボーイッシュな外見と反して優しい声でバーンを宥めさせ優しく抱きしめる。
「トリッシュお姉ちゃん・・・」
普段の彼女は純情で奥手な彼女の意外な行動に驚くバーン。

「確かに生きすぎなところもあるけど許してあげて?
ね?」

優しく、諭すように言葉をかけるトリッシュ。
彼女とバーンの間に展開されたいい雰囲気に、周囲の姉妹たちは激しい嫉妬を覚える。
しかしトリッシュは自分たちをかばっているのであり、彼女の性格上、あの行為も抜け駆けとは違うと必死になって自分を説得、ガマンした。
エレノアたちが嫉妬と理性(打算)の間で悶えていると、今度はターニャが後ろからバーンを抱きしめた。

(ちょっと!?何でアンタまで抱きついてんのよッ!?)

姉妹たちからそんな声にならない悲鳴と怒声を全身に浴びるターニャは、ニヤニヤしながらトリッシュに賛同した。

「そうそう。お姉ちゃんたちが今までバーンのことを考えなかったことが一度でもあった?
 レダとメルだってアンタが大好きだから、あそこまで強く抱きしめたんだし。
 エレノア姉たちはそれをやめさせるためにあそこまで怒ったのよ?」
「ターニャお姉・・・ちゃうっ!?」

ターニャの名前を言おうとしたバーンがかわいらしい悲鳴を上げる。
ターニャがバーンの耳を甘い噛みしたのだ。
おまけに下では豊満な胸をこれ見よがしに押し付けている。

「でも・・・そんなに許せないのなら・・・。ちょっとオシオキしてあげたらいいんじゃないかしら?」
「おし・・・おき?ひゃンっ!?」
「そ。もう2度とこんなことしないように、教えてあげればいいのよ。
 そーねぇ・・・。
 例えば目の前で私とトリッシュにいい子だったごほうびをプレゼントしてくれるとか?」
『ッ!?』

その言葉にターニャをのぞく全員が驚愕に目を見開かせた。

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