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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 69

「だってぇ…お尻尾みたいかなぁ…と、思って…」
微笑むエスカリィーナに肩を震わせるアイラ…怒らせると恐いが、この義母が天然である事を今更ながら実感する。
「お仕置きで…遊ばないで下さいっ!!」
そう言いながら鞭の尖端を持って手首を返す。
抜こうとしてやった事なのだが…鞭は抜けず、蛇のようにしなって震える。
「「ひぃあっ!…」」
レダとメルは鞭を通して体験した事の無い刺激を受けて声を上げる。
訳の解らぬエスカリィーナの行動に、鞭が抜けなかった事と双子の叫び声は、アイラを更に逆上させるに十分だった。

「貴女達っ!…変な声上げるんじゃないわよっ!」
次は完全に刺激させるように鞭の尖端を振り回す。
「ヒィッ!、ヒィヤァッ!!…」
「駄目っ!、お姉さまっ、それ駄目ぇっ!!」
鞭の柄がア○ルで暴れ、双子は共に膝を崩す。
…一応はお仕置きになっているようだ。


「やめてよっ!!」

その時。オシオキともご褒美ともつかないプレイに、大声を張り上げる人物がいた。
他ならぬ彼女らの主人、バーンであった。
彼は両目から今にもこぼれそうなほど涙を浮かべて『家族』のみんなをにらみつけていた。
否、みんなではない。
気がつくと今までプレイに参加してなかったトリッシュとターニャが控えている。

「ひどいよ、みんな・・・。
 みんなでレダお姉ちゃんとメルお姉ちゃんによってたかって意地悪するなんて・・・!」
「い、いえこれは2人をしつけるためのおしおき・・・」
「だったら口で言えばいいことでしょッ!?
 そりゃ、確かにレダ姉ちゃんとメル姉ちゃんは事あるごとに、ぼくを巻き込んでケンカするけど・・・」
「「うぐッ!?」」

バーンの何気ない一言に、レダとメルが胸元を押さえて呻く。
愛すべきご主人様の言葉が、彼女たちの心に刺さったらしい。

「でもムチを持ち出してまでおしおきすることないでしょッ!?
 トリッシュ姉ちゃんやターニャ姉ちゃんたちはやりすぎじゃにかって、言ってきてくれたのに・・・!!」
『!!』

その瞬間、プレイに参加していた一同は、自分たちがミスを犯していことに初めて気づく。
ボーイッシュな見た目の割りに少女趣味のトリッシュはともかく、『あの』ターニャが参加してこないのは妙だと思っていたが・・・。
これを狙っていたのか!?
一同が2人に目で訴えると、トリッシュは申し訳なさそうに顔を背け。
ターニャはバーンの死角から薄笑いを浮かべてペロリと舌を出した。
自分たちの考えが間違っていない証拠であった。
しかし彼女たちのやり取りに気づかないバーンは、怒りの感情をエレノアたちにぶつけていく。

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