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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 62

そう言う成熟した美しい女性…エスカリィーナは年若い主君に微笑む。
容姿は父親似であるが、父親以上の堂々たる体格と武勇を身につけたラングと違い…バーンの容姿は、絶世の美女とも言われた母親似である。
華奢な身体や白磁の肌等、母親と瓜二つと言われるぐらい良く似ていて、初対面の殆どの者がバーンの美しい容姿に目を奪われてしまう程だった。
本人は堂々とした男の中の男である兄を尊敬し、己の容姿にコンプレックスを抱いているのだが…

確かにラングのような武の才は無くとも、思慮深いバーンには政治の才能が備わっていた。
まだ未熟さはあるが、大公としての職務は十二分にこなしていた。
「ああ…仕事の後は、ママの煎れてくれるお茶が飲みたいな」
優雅な仕草でエスカリィーナの方を見て、透き通るような美声で少しエスカリィーナに甘えるバーン…その言葉に、言われた訳でもない周囲のメイド達が頬を赤らめて瞳を潤ます程魅力的だった。
「はい、勿論ですとも大公殿下」

笑みで返すエスカリィーナには、仕事の時とは違う母親のような表情が浮かぶ。
「勿論、ママのミルクで割ってよ…そうじゃないと飲まないからねっ!」
かなり甘えた我が侭な言葉…勿論、この容姿と声で言われれば、どんな女性でも我が侭を許してしまうだろう。
「あら、大公殿下のお茶にミルクを入れる名誉な役目は、みんな順番待ちしてますのよ」
だが、幼い頃から面倒を見ていたエスカリィーナは、母親の笑みで少しバーンをたしなめる。

「うぅっ、皆のミルクも大好きだよ。じゃあ、今夜寝る時にママのおっぱいを飲ませて頂戴ね。それなら僕、我慢するよ。」
エスカリィーナに窘められ納得したバーンだが、それでもエスカリィーナの母乳の美味さをを知っているため夜の寝付けの母乳を頼むのであった。
「ええ、それが良いですわ〜流石はバーン様ですわね。殿方は多くの女性を愛して公平に愛するのも大事なのですわよ。」
女神の様に微笑むエスカリィーナはバーンに女性の愛し方をさり気なく諭した。
「うん、お兄ちゃんもシーラお姉ちゃん達を大事にしてるし公平に愛さないと駄目だね。」
エスカリィーナの諭しに納得するバーンはエスカリィーナ達と共にお茶の用意をしている居間へ向かった。
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