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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 50

実際、オーディエンス人には珍しいぐらい男を遠ざけていたので、彼女の剛胆さとそんな性格を合わせて『鉄の女』と周囲から呼ばれていた。
まあ、ラングの素晴らしく広いストライクゾーンの中でも、アリッサはど真ん中近いのだが…
「あの性格だけ、どうにかなれば…いい女なんだけどなぁ…」
実の所、傷痕や筋肉質な身体もラングにはさほど気になってない。
むしろ、数々の武勲を物語るその身体がいとおしいぐらいだ。

不満げな顔のラングの横にミッシェルとリルナが馬を寄せて言う。
「それはラング様がアリッサ殿を抱かないから悪いんですわ…身体を重ねないから誤解されるんです!」
「そうそう!…ラング様は王様なんだからっ!…アリッサさんに『ヤラせろ!』と一言言えばいいじゃないの!」
二人共、ラングの事を考えての発言だが…内容は少々過激である。
『そんな言い方は駄目よ』とシーラがたしなめるが、彼女達は悪びれる様子も無い。
二人共、ラングに抱かれる事が何よりの幸せだ。

それは二人に限った話ではなく、ラングに抱かれるかなりの女性が幸せを感じる。
だから二人は、ラングが数多くの女性に手を出す行為が、逆に多くの女性を幸せにしている行為と思っている訳だ。
故に、二人にはシュザクの思考が理解できないのだ。
シーラも勿論その通りだから二人の考えは理解できる。
しかし、聡明なシーラは権力者となったラングだからこそ、余計に慎重にならなくてはいけないと考えていた。
ラングの命令なら、全ての女性が身体を開く事を拒否しないだろう…

だが、そうしてしまうと、かつて帝国が準大陸人を奴隷扱いしたのと変わらない。
できれば自然な形が一番だと思うが…アリッサは主君としてのラングは敬愛しているが、男としてのラングは評価外であるので、自然にはそんな関係にならないのはシーラにも想像できる。
それはラングに限らず、どんな男に対しても彼女はそうなのだが…妹達のような過激な事は流石にどうかと思っていた。

だがラングは妹達の意見に真剣に考えている様子である。

「そ…そうか、そうだった偏見は良くないな。今夜でもアリッサの奴を俺の夜伽に誘うか。ミッシェル・リルナ、アドバイスありがとな。」
二人の助言で自信を得たラングはアリッサを今宵の夜伽に誘うのを決心した。
「ラング様、アリッサ殿は真面目な方ですから今宵は止した方がいいですわ。もし、誘えば夜伽は巡察中は禁止になるかも知れません。」
アリッサを夜伽に誘うと決心したラングだったが、アリッサの性格をよく知っているシーラは夜伽を誘うのを止めた。

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