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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 48

ただ、本当の戦場ではもう少し重装備になるが、巡察と言う事もあって、両側に羽根飾りの付いた兜に、豊かな胸元を強調するブレストプレート、臍より下は素肌剥き出しで黒いビキニパンツのみで太ももも剥き出し、手足にガントレットとグリーヴを装備するが、かなり軽装である。
下半身が比較的軽装なのは馬の操作性を重視しての事もあるが、ラングの性的要求に素早く応えれると言う目的もある。
勿論、ラングも近衛隊全員もデュミス鋼製の武具であった。

因みにこれは巡察の際に山賊やモンスター等に遭遇した不測の事態に備えである。
「ふわぁ〜暇だ、スゲー暇だよ。モンスターや山賊とか襲撃して刺激的な事でも起きて欲しいな。」
今の所は巡察は平穏に進んでいた。だが、ラングは余りの平和ぶりに少し暇を持て余していた。
「ラング様、平和で十分で良いじゃありません。ほら、あれを見て下さい」
シーラは右側を指を指しラングにあるのを見せた。それは搾取され理不尽な目に遭う不安も無く活々と働く民草達の光景であった。

「我等がこの地を解放したお陰で多くの民草が幸せになったのですよ、それを暇なんて言っては不謹慎ですよ。」
「ごめんシーラそうだったな、俺が悪かった不謹慎だったよ。みんながやっと手に入れた平和と自由だ大切にしないとね。」
暇を持て余して刺激を求めていたラングはシーラに窘められ反省した。
この男、本当に性格はノー天気で思慮は浅いが、他者の批判や諌めを素直に聞き入れる柔軟さが人徳になってるのだろう。
そのラングの周囲を囲む黒い近衛隊…通称『黒騎士』の前後には、全身を白い鎧で統一した騎兵隊が行軍する。
こちらが正真正銘のラング直属部隊である近衛軍…通称『白騎士』である。
武装メイドも近衛隊の一部であるが、ラング個人の護衛である黒騎士に対して、白騎士は国王直属軍と言う区分けである。
従って、近衛軍団長は只の軍団長ではなく、将軍クラスの扱いであった。
人数は3千…他の軍団と比べて少ないが精鋭揃い。
全て女性で構成されている。

今回同行している近衛軍団長、アリッサは前近衛軍団長のシーラが武装メイド隊長になった為の抜擢である。
ラングの手はついていないが、マリオンの元で抜群の軍功を上げた叩き上げの軍団長である。
マリオンに『長所も短所も真面目な所』と言われる堅物だが、マリオンの推薦にシュザクも認めるだけの有能な将であるのだ。
一糸乱れぬ白騎士の行軍を見るだけでも、彼女の有能さは証明されていた。

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