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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 47

この日、王都キャスカイン周辺地域巡察の行うため外に出るラング。最も護衛として多数の武装メイドが同行するのは言うまでもない。だが、当のラングは面倒な事務仕事に解放されて心踊っていた。
「あっ、ラングあんまり羽目を外さないでよ外すとシュザクさんに言いつけるわよ。」


ウキウキとしているラングにエミリアは釘をしっかりと刺した。
「うっ良いじゃないか、久々の外の仕事なんだぜ。あいつの名前を出さないでくれ。」
シュザクの名前を聞いた途端嫌な顔をするラング。
「何を言ってるのよ。そうやって方々で女の子に手を付けるあんたが悪いんでしょう少しは反省しなさい。」

自分の事を棚に上げるラングに呆れるエミリア。
「エミリア、それ位にしなさいラング様も解ってらっしゃるわよ。」
すると、横からマニシュが入りエミリアを宥める。
「うっ、痛い事を・・・『マニシュ、ありがとね〜』まあ、良いじゃあ行くか。じゃあ、皆行くぞ。」

これ以上エミリアと口喧嘩しても無理と悟った漆黒の甲冑を身に纏ったラングは仲裁に入ったマニシュを密かに感謝し、颯爽と愛馬ヴァルゴに跨り同じく戦闘服を纏ったシーラ率いる武装メイド五十名が中核としてラングの周囲を護衛し、そして、ラングと武装メイドの前後に合わせて千人の兵隊がラングの前方と後方を護衛を行う。

一点の混じり気無く漆黒の堂々とした巨躯のヴァルゴに跨がるラング…黒一色に統一された鎧とマント、ヴァルゴの黒が映える。
鎧姿のラングは、まさしく英雄王で、見送る者も武装メイド達も、この英雄王に仕えれる事に幸せを感じるぐらい、ラングの鎧姿は絵になった。
そして、隊列を組む武装メイド達…平時はメイド服を着た護衛だが、戦時の彼女達は近衛隊なのである。
ラングと同じく黒一色で統一された鎧と、黒鹿毛の馬に跨がっている。
黒はラングと近衛隊専用の色であるのだ。

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